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2005年07月28日

通夜

部落で不幸がありまして今日通夜の明日葬儀です。6月にもあったのですが、今年はこれでもう2回目です。今回も私は帳場担当です。

とここまで書いてみて何のことか分からないという方もあると思います。私も街中に住んでいた頃はこうした経験はありませんでした。

このあたりでは「講中」といいまして、部落内で冠婚葬祭を助け合って行うという繋がりがまだ残っています。今では農協が葬儀屋までやっていますので、講中の人間は帳場や簡単な会場整備、役場や寺との連絡などの裏方程度を行いますが、昔は祭壇を組むところから食事の準備、棺作りなどまで全て講中で行っていたようです。

だいたい一軒から一人か二人が手伝いに出ます。若い者はたいてい勤めに出ていますので年寄りがメインになりますが、勤め人でも家主であれば仕事を休んで出てくる人もいます。私も御多分に漏れず、一人世帯ですので手伝いに出ます。当然仕事はお休みです。

さて、こういうときに皆さんはどう思うでしょうか。
①近所の葬式程度で仕事を休むなんて仕事をなめている。
②いや、仕事よりもこうした地域の繋がりを大事にすべきだ。

以前私が勤めていた会社で役員の一人が言ってました。「おれは妹の結婚式でも仕事を休んだことがない!」って。
親が死んでも仕事を休まない職人の美談なども耳にすることがあります。

農協葬に見られるように社会の在り様や暮らしが変わってきていることは確かですが、私はこういう地域の助け合いって有り難いものだと思っています。我が生活を犠牲にしてまでというのは本末転倒になりますのでできる範囲内で、ということは必然的にそういう生活のあり方が必要になってくるわけです。

現代的な暮らしを維持してそれにそぐわない風習をなくしていくのか、それともその風習に見合った暮らしに変えていくのか、いろんなところで岐路に差し掛かっているのかもしれません。

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2005年07月27日

国調終了

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本日ようやく国調が終わりました。春から毎週2日山に入っていたのですが、今日の午前中でようやく全て終わりました。
あらためて図面と実際の山とを見てみるとよくあれだけ踏破したものだと我ながら感心しています。当然私一人でやったわけではなく、推進員の人たちと一緒に登っていました。春先には本当に終わるのかとみんなで心配していましたが、やれば出来るものですね。

そもそもはじめはバイト感覚と山の勉強になるという安易な考えで推進員をひきうけたのですが、実際はかなり大変でした。でも山には詳しくなれたし、山の草木の勉強にもなりましたし、いい経験をさせてもらいました。
今までは考えても見なかった山の境界を区切る境木や尾根や谷など山を見る目もだいぶ変わってきました。

昨今山が荒れているという言葉はよく聞きますが、実際はどういう状態になっているのか、また「荒れている」とはどんな状況を言っているのかということなど机上では分からなかったことが身をもって理解できた気がしています。

冒頭の写真ですが、山用の安全靴です。革でできており、裏にはスパイク、つま先には鉄板が入っています。はじめはスパイクつきの地下足袋で上がっていたのですが、梅雨前から蝮が出始め、足元が心配ということで国調の予算から買ってもらいました。まともに買うと8500円はするという代物のようです。

何はともあれこれで一つ肩の荷が下りました。

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2005年07月26日

キュウリの酢醤油漬

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さて、今日から少しずつ旬の野菜を使った簡単な食べ方をご紹介しようと思います。なにぶん私一人だと情報量が少ないので「こんな食べ方あるよ」って方は是非教えてください。このコーナーを通じて多くの人と共有できたらいいなと思っています。

今回は前回の書きこみでもありましたキュウリです。最近私はキュウリに困ったらよくこれを作っています。タイトルの名前は勝手に私がつけただけでどういう料理名かは知りません。母親から教えてもらいました。よって分量などもかなり適当ですのであらかじめご了承ください。
そもそもこのコーナーでは何を何gとか細かいことは抜きでいこうと思っています。それぞれの好みで適当に配合してもらえばいいと思います。ただし、最低限の分量や注意点は記載します。

では本題

材料
キュウリ・酢・醤油・砂糖・すりごま・ごま油・輪切り唐辛子

作り方
乱切りにしたキュウリを上記調味料を混ぜ合わせたものの中に漬けるだけ。
2~3時間で食べられます。
丸一日くらいは大丈夫ですが、あまり漬けすぎると味が濃くなりすぎますので一時に食べきれないときはキュウリを別の器に上げたほうがよいです。(これもタレの濃さによって時間は変わります)
輪切り唐辛子は少量でもかなりききます。入れ過ぎると辛すぎて食べられなくなりますので要注意。
ゴマは白でも黒でも構いませんが、白のほうが色合いがいいです。

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2005年07月22日

キュウリ攻め

昨日は常会(部落の寄り合い)が遅くまであり書きこむ元気がありませんでした。と、こんな言い訳をしているうちはまだまめに書き込もうという気持ちの現われでしょうか。

梅雨が明けてからというものキュウリがどんどんできます。去年は食べきれず、さばききれずということで今年は少し植える本数を少なくしました。梅雨前までは生育も遅く、足りないのではないかと心配していたのですが、いざ出来始めるとやはりこれでも余り返します。毎日20本以上はとれるわけですからとても一人では食べきれません。
配達は週に一度なのですが、その時にはまとまって量がいるわけです。でもその他の日は私一人で食べるわけで、とてもとても・・・

近所に分けてあげようと思ってもみんな作っているのでどこの家でも困っているわけで、お互い「いらない?」って言い合っている始末。

数年前頑張って食べようと三食キュウリ三昧という食卓を三日続けたらキュウリの匂いが嫌になりました。その教訓もあって手を変え品を変え、量もそこそこにしているのですが、当然これでははけません。

不作で量がないことを思えば贅沢な悩みなのですが、このキュウリというものだけはこれでもかというくらいまとめて出来るのでまさに追い立てられるようです。

さて、明日は実家に泊まる予定なので、書きこみはお休みです。あしからず。

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2005年07月20日

山間地

暑い!梅雨明けと同時にいきなり夏がやって来ました。昼日中に外で作業をするのは殺人的な状況になってきましたので、なるべく朝夕の涼しい時間に活動するようにし始めました。

今日は土曜日ということで国調の日。下界はかなりの暑さだったのでしょうが、山の中は結構快適でした。今日回った場所は傾斜がかなりきつかったのでその点だけはしんどかったのですが。

昨日の配達と日曜日の実家宿泊でつくづく感じたのですが、街中に比べると今いる田舎町は暑さという点ではかなり恵まれています。確かに日中は30℃を越すくらいの暑さにはなりますが、朝晩はかなり涼しいです。昨日、今日と朝の気温は20℃を下回っています。戸を開けて寝ていると朝は寒く感じるくらいで布団をしっかりかぶっています。当然夏物ではありません。

今住んでいる家は西日が強烈に差し込むので夜寝るまではその余熱が抜けません。家の下にある築地が熱をしっかり吸収していますので、少々ではさめないのです。日が暮れても築地のそばによると熱気が襲ってきます。ということで戸を開けて寝るのですが、そこから明け方までの室温の下がりようは半端じゃないようです。

都市部と比べると標高が高いということで涼しさも全然違うのですが、それだけではなく土が多い、田んぼが多いということもかなりの要因にはなっていると思っています。

土を隠し、エアコンを使うことによりヒートアイランド現象を招き、その暑さから逃れる為に更にこの現象を助長するような生活を繰り返す、何事も一つ歯車が狂えば悪循環という無限地獄に陥っていくようです。
ヒートアイランドに限ったことではなくあらゆる悪循環、矛盾(自然界から見た)が科学万能思想に根ざしていると感じるのは私だけでしょうか・・・
奥山に入り込んでしみじみ感じるのは人間って弱いなってことです。当然登山道などない山奥のことですよ。

非力でちっぽけな人間の存在に気付くと少しは謙虚になれるのかもしれないと思ったりしています。

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2005年07月19日

復旧

最近調子よく書きこんでいたのですが、この連休止まってしまっていました。連休だから遊びに行っていた、というわけではないのです。

実は土曜日に雷が電話線に入りまして、モデムが壊れていました。先週金・土と午後からスコールのようなものすごい雨と激しい雷がありまして、特に土曜日には町内でもかなり雷が落ちた家があったようです。雷が落ちるといいましても家に直撃して燃えるとかいうわけではなく、テレビのアンテナや電話線、電線といったものに落雷し、家電製品がだめになるという被害です。

私の場合は幸いモデムだけだったのですが、おかげで今日までネットにはつながらない状態でした。折りしも連休中、NTTネオメイト中国も末端の人間は働かされているのですが、本部が動いていないということでモデムが手に入らず復旧が今日に至ったという次第です。
以前CMで「24時間、365日サポートします!」ってなこと言ってたんじゃなかったのか?

とにかく今後は雷が近くに来たら電話線をもとから抜くようにしよう。今回はモデムだけで済んだが、電話やPC本体が壊れる可能性もあるわけだから。
皆さんも雷侮るなかれ。

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2005年07月15日

健康診断

今日は午後から突然の強雨。かなり激しく雷もありまして、いよいよ梅雨明けでしょうか。
そんなこんなで午後からは家で本を読みながら昼寝をしたりしていましたが、気がつくと先月受けた健康診断の結果が届いていました。

今まで健康診断は「問題なし」で過ごしてきた私ですが、今年初めて注意が。腎機能検査で高い数値が出ていました。祖父の入院のこともあり血筋なのかなあと思いながら注意書きの欄を読んでいますと以下のようなことが手書きで書かれていました。

インスタント食品・ラーメンなどたべすぎないようにして下さい。
こまめに水分をとって下さい。

塩分を控えましょうということについての補足コメントなのですが、なんともはや・・・
今現在の私の食生活ではインスタント食品・ラーメンといったものは格段に少ないのです。全く食べないということはありませんが、一般的な消費量に比べるとかなり少ないと思っています。

但し、塩分といわれると確かに多いかもしれませんね。漬物や濃い味のおかず少量でご飯をがっつり食べるという食事が定着しているので。
それから水分補給についても日中汗をかく割には少ないのかもしれません。放っておくと半日は水を飲まずに仕事していることもあるので。

今月に入ってからの疲れようは普通ではなく、祖父のこともあり私自身も腎臓のことが念頭になかったわけではなかったのです。

何にしても「食」に携わることを生業としている百姓の食生活がいい加減になっていてはみっともない話しで・・・家事に割く時間がないとはいっても少しは料理の時間を作らないといけないようです。

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2005年07月14日

ラウンドアップ・ハイロード

法要の季節です。私現在空き寺を借りて住んでいるのですが、住職はいなくとも檀家が寺の守をしています。で、年に二回7月と10月に法要が催されるわけです。当然坊さんは代理を頼むわけですが。

さて、その法要の前には檀家衆が集まっての寺掃除があります。本堂や庫裏のみならず境内の草取りなども全てこのときにまとめてやるわけです。掃除の日は今月30日なのですが、今日檀家の一人がやって来ました。除草剤を境内に撒くためです。

去年から犬を飼い始めた私は境内や家の周りで犬を遊ばせたりもしているわけで、当然除草剤など撒いてほしくないのです。犬のことがなくとも有機農業を営む身としてはそんなものが自分の居住区内にあること自体が嫌なわけです。

で、そのおじいさんに「境内は私が草刈しておきますからいいですよ。駐車場の方だけやってください」と申し上げたのですが、聞き入れてもらえませんでした。
「刈ってもまた生えるけえのお」ということでした。
除草剤撒いてもまたこれだけ生えてるだろっ!って言いたいのですが、私は檀家でもありませんし、借り住まいの身。それ以上は強く言えません。

そもそも「犬がおるけえ、この周りだけは撒かんとくで」ってそんだけ害が分かってるんだったらどこにも撒くなよっ!しかも「ここは浄化槽はなかったんよのお」って浄化槽や地下水にも浸透するってことまで知ってるんじゃん!

私が境内を常に草一本ない状態にしておけば誰も除草剤を撒こうとは思わないのかもしれませんが、我が田畑の草刈も覚束ないほど忙しいこの時期には如何ともしがたく・・・しかも上記の理屈で言えば刈るだけではダメで、根こそぎ抜いてしまっておかないと満足しないという話しになり、私一人では物理的に不可能なわけです。
それでも春のまだ時間の取れる間に友達にも手伝ってもらいながら一度は草を抜いていたんですけどねえ。

ちなみに今回使用された除草剤はもっとも有名な「ラウンドアップ・ハイロード」草にかけると根まで枯れる、というのが売り文句でCMでは何故か「土にも安心!」って豪語していました。生き物を殺すものが微生物の塊である土に対して安心なわけないだろっ!その土なめられるのか!

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2005年07月13日

水田三反、畑一反

実は今祖父が入院中です。腎機能が低下し一時はICUにまで入っていたのですが、透析などの処置の甲斐あってか今は何とか一般病棟にいます。といっても歳が歳だけに予断は許さないのですが。

ということで私も毎週病院へ見舞いにいっているわけです。祖父はずっと百姓をしながら生きてきた人なので、私の今のくらしもとても心配してくれています。最近ようやくまともに会話ができるくらいになったので百姓の話などもするのですが、そのとき私の栽培規模を話していると「広いなあ」と驚いていました。

この40年くらいの間に日本の農業は大規模化、集約化を美徳として押し進んできたわけで、気がつけば私のように水田5反、畑二反なんて小規模農家にしかならないのです。
ちなみに大型農家は水田のみ10町、20町という世界です。この現代の日本の農業のあり方についての是非はまた別の機会に文句を言わせてもらうとして、今回は祖父の一言です。

「水田三反、畑一反くらいが夫婦連れでちょうどいい」

私も実際にやってみてこの数字というのは適当なものだと思えるのですが、今時分この規模じゃ食っていけないというのが大多数の考えでしょうね。
この言葉の裏にあるもの、それは百姓としての仕事の仕方と生活の仕方の違いだと私は受け止めました。

機械やビニール資材、農薬や金肥という石油資材を大量に投入するここ30~40年くらいのいわゆる慣行農法ではお金ばかりかかってしまうでしょう。
大量生産大量消費型の生活に溺れ何でも買って済ます、使い捨てる、という生活や国民総プチブル的な感覚で贅沢を楽しみたいという志向で暮らしている限りではこれまたこの規模では収入が足りないでしょう。

私は自分の作ったものを食べてくれる消費者がいるのでこの規模にするつもりは今のところありませんが、百姓として生きる上での精神的基盤を教えてもらった気がしています。私の勝手な解釈かもしれませんが・・・

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2005年07月12日

胃炎

いやー、今回はさすがに参りました。今朝方4時ごろから吐き気を催し、ひたすら吐いていました。
折りしも今日は野菜の配達日。いつもは朝7時過ぎくらいにこちらを出発しているのですが、その時間になっても私は吐きっぱなし。さすがに動けないと思い、朝一で病院へ。座薬と点滴で何とか動けるようになりいつもよりは大幅に遅れましたが配達に行くことができました。

消費者の一人にも言われましたが、「休めってことだよ」とはまさにその通りだと。先週体調を崩したときの疲れがまだ完全に回復していなかったんでしょうね。

兎も角も今は薬を飲みながら胃にやさしい食事です。って必然的にお粥さんとかになるのですが・・・濃い味のものもがっつり食べたい気はあるのですが、まだお腹が少し気持ち悪いのでそれも叶わず・・・

「細く長く」が百姓仕事の定石だとは理屈じゃ分かってるんですけどね。ついつい無理をして気がつけば余計に長いこと休まなければいけない羽目になるんですね。まだまだ仕事がへたくそです。

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2005年07月08日

粗食とは言うけど…

折角の梅雨の晴れ間だというのに昨日から体調を崩し、まともに仕事になりませんでした。風邪のようなものなのでしょうが、根本的には疲労に伴う体力の低下のようです。風邪薬をのんで一晩寝たら熱は下がっているのですが、腹に力が入りません。厚い中で作業をしているとすぐにフラフラになってしまいました。

私の食事には肉気がかなり少なく、米と野菜が中心です。自分で作っているものを中心に食べるのですから当然なのですが、さすがにこれだけ体を酷使するとつらいようです。量と種類がしっかりしていればここまでへばることも無かったのでしょうが、思い返すと先週あたりから食事もいい加減になっていた気がします。なんせ疲れ切って帰った後にあれこれと料理をする気力がわかない。夜なんかは酒呑んであとは漬物と米で済ます、なんて日も結構ありましたな。これじゃあ体が持つわけも無かったわけです。

で、今日は思いきって友達と肉を食べようと外出しました。といってもここいらでは美味い肉が食べられる場所も無いので、ハンバーグに落ち着きましたが。
不思議なものでこういうときは肉や濃い味のものがいくらでも入ります。普段だと肉はあまりほしくないのですが、体が欲していたんでしょうね。

ベジタリアンは大っ嫌いですが、粗食の奨めには私は大いに共感しています。でもこれもエネルギーの消費量と相談しながらうまく献立を考えないと単に粗食というだけで満足していては意味が無いと身をもって痛感した次第でした。

あと思ったのは、肉ってスタミナをつけるのには一番簡便な物なんですね。なにも工夫しなくていいから。それでも粗悪な肉は要らないけど・・・

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