昨日からまた雪です。少し春に近づいてきたと思っていたらまた真冬に逆戻りです。気温も-10℃くらいまでは下がりまして、こちらも真冬並です。
そんな中昨日は味噌の仕込をしました。今年で3回目となりました我が家の味噌作りです。よりによってなんで雪の日に、と言うことですが、これは父親の休みの都合上です。
朝から吹雪く中で大豆を煮ておりました。味噌の仕込みと言ってもこの作業がほとんどでして、これ以降の作業は割合簡単に進みます。何より昨日のような天気の日には家の中でできるのが助かります。
ということでほぼ一日吹雪の中で大豆を煮ておりました。当然夕方になって竃などの片付けができるわけもなく、とりあえず雪が落ち着くまでは放置です。
寒いばかりで大変ではありましたが、味噌を仕込むには寒いときのほうがいいわけでして、そう考えると結果よかったのかもしれません。
大豆はうちの両親がこちらで畑を借りて作っております、完全無農薬栽培のものです。麹は残念ながらまだ自家製とはできておりませんので、買っております。今年は米麹・麦麹・合わせと仕込んでみました。
麹も店を変えてみたり、塩も変えてみたり、と毎年少しずつ試しながら作っております。全く同じ分量・同じもので仕込んでみても年によって味が変わるのが発酵の奥深さでしょうが、材料そのものが変わっていくわけですからそれ以上の楽しみがあります。
今年も去年と同量仕込みました。一甕が約10㎏で合計40kg。甕ごとに麹の種類や塩の種類が違います。家族で分けて食べているとだいたい1年で食べ切るくらいの量だと思います。まあ、我が家で食べる量が一番多いとは思いますが。
日本人の食卓には欠かせない食材のひとつがこの味噌ですが、それを自給できるのは何より幸せなことです。素材も製法も自分たちでやっていますからいわゆる「安心・安全」に関してもこれ以上の確実性はありません。
醤油に関しては以前ご紹介しましたが、信頼できる蔵を近くで見つけることができたのでよかったのですが、味噌は見つけていませんでした。それで自家製に踏み切ったのか、自家生産できるようになったから味噌蔵は本気で探さなくなったのか、どちらが先かは知りませんが。
米や麦の生産量に余裕ができれば、次は麹も自家製にできるかな、と欲ばかり膨らみますが、まあ、これは時がくればわかることです。欲張らず、焦らず、着実にひとつずつ生活の一部として定着させていくことが肝要ですね。そしてそれが一番の近道でもあるのでしょう。「急がば回れ」なんて言葉、百姓になるまではその本意を実感できていなかったんだと、近年になってようやくわかった気がします。
さてさて、何はともあれ2~3日は寒いようなのでまた引きこもっておきましょうか・・・
]]>今月はじめ、近所の方から猪肉をいただきました。直後に私が高熱で寝込んだこともあり、とてもすぐには食べ切れませんで、何とか保存を、と考えたのがことの始まりです。
ネットや本で基本的な作り方を調べてみて、とりあえずやってみることにしました。例によって私のことですからレシピなどはテキトーです。
はじめに肉を塩漬けにします。この漬け込み時に各々好きな味を調合するようなのですが、特にスパイスなどを取り揃えているわけでもないので、今回は塩コショウだけでやりました。
密閉して7日程度熟成させるのですが、通常冷蔵庫でと書いてありますが、うちは冬季は冷蔵庫は使用してませんので、雪の中でチルド保存です。
こうして埋めておいた肉を昨日取り出してみました。塩抜きをしたら水気をよくふき取ってから陰干しします。
そして夕方からいよいよ燻し作業に入りました。と言いましても燻製器などがあるわけではありませんので、家にあるものを使って自分なりにやってみました。
簡易の竃、鉄板、ペール缶を組み合わせてこんな感じでやってみました。
燻煙用には桜を使ってみました。このペール缶の中に肉がぶら下がっております。
火加減や温度もまったくの勘でして、何度で何時間などという繊細な作業には全くもってなっておりません。しかも途中でさくらの散歩に行っている間に火が消えかけるという始末。慌てて火をおこしなおしてといった体たらくです。
それでも何とか2~3時間は燻せたのではないかと。そのまま一晩おいてから今朝取り出してみました。
完成です!
いわゆる「あめ色」とはなっておりませんが、桜のいい香りがします。かなり高温で燻したようで中まで火が十分に通っておりました。薄く切ってそのまま味見をしてみましたが、「かなりうまい」と女房と二人喜んでおります。
ちょっと塩味が強かった感はありますが、肉の臭みもきれいに抜けています。塩とコショウだけで十分おいしいもんですね。まあ、欲を出せばこれをベースにあれこれ調味料やスパイスなどを加えていこうということになるのでしょうが、今の私にはそこまでの技術も余力もありませんので、塩コショウで満足です。
いい酒のあてができました。
雪が溶けると早速にふきのとうが頭をのぞかせてきました。ということで早速とってきていただきます。
味噌汁に入れたり、炒め物に入れたりもしますが、やはりふき味噌は作っておかなければ、ということで今年も作りました。
今年は少し趣向を変えてゴマなども入れてみました。今までとは少し違った風味が楽しめます。
よく、春先の山菜は冬の間に体に蓄積された毒消しをしてくれる、と言われますが、厳密に言うと「毒を消してくれる」のではなく、「毒をもって毒を制す」に近いものらしい。
山菜は得てして灰汁が強いのですが、この「あく」なるもの本来は植物が身を守るために持っている「毒」のようです。この「毒」を少量体に取り込むことで免疫機能を活性化させてこれからの一年を始めるにあたっての体作りをするのだとか。
確かに灰汁の強いものを食べ過ぎるとお腹具合が悪くなりますもんね。数年前に筍の食べすぎで胃もたれたことがあります。
何事も「過ぎたるは・・・」でありまして、ブームや流言蜚語に惑わされての食べ過ぎ、採り過ぎはすべて「天に唾する」が如くであります。
昔から自然とともに生きてきた日本人の知恵。生活の一部としてそれを実感できるのはありがたいことであります。
]]>ここ4日ほどいわゆる「日曜大工」的なことをしておりました。
我が家にはこれまで音楽再生機器なるものがありませんでしたが、ひょんなことから写真にあるようなものをいただきました。
蔵之介の出産祝いにも童謡や子守唄のCDなどをいただいていたのですが、それを聞くこともかなわずここまできていたのですが、ついに聞けるようになりました。
このステレオを置く台を作っていたのですが、どうせなら下にはオムツなどを収納できるようにしようと欲を出しまして、こんな感じにしてみました。
骨組み材は以前米蔵を作ったときの余りがありましたのでそれを使いまして、買った材料は天板のみ。1500円程度です。
今まではビス止めで簡単に作っていたのですが、今回は釘などを使わず組み木でやってみようとこれまた要らぬ欲を出してしまい苦労しました。
初めてほぞを削ってくみ上げていくわけですから、そりゃあもうヒドイもんです。何とかかんとか形にはしましたが、結構ゆがんでます。素人がみようみまねでやるんですから、まあこの程度で許してもらうことにしましょう。とりあえず台がガタガタするとか、傾いて物が転がるとかいうことはないので、それだけでよしと。
改めて技術のなさと、道具の大切さとを痛感しましたが、これに懲りずまた機会を見つけてはしつこく練習していきたいですね。
ちなみに周囲の雪はかなり溶けてくれましたが、家周りの雪だけはしっかりとあります。また寒さが戻ってきておりまして、雪もちらついておりますので、まだまだ百姓仕事にはなりません。
だからこんな悪さをする時間も取れるんですけどね。お次は今年の「手植え機」の作成に向かいます。ってまだ構想が固まっていないんですけど・・・
さて、この間の私の概略をご説明しておきますと、
1月・・・主に雪かきとおしめの洗濯
1月末~2月末・・・出稼ぎ
といった生活をしていた次第でして、その間にも過去最高の積雪量だったり、最低の気温だったり、それに伴う水道管の破裂だったり・・・ほかにも車やPCなどありとあらゆる機械物の故障が相次いだりとホンと年明けから毎週のようにイベント盛りだくさんだったわけです。
そんなこんなを乗り越えて、先日ようやく家族そろって我が家へ帰ってきました。ようやく少し落ち着いた生活に、と気が抜けたのがいけませんでしたね。
やっちゃいました、インフルエンザ・・・
まあ、例によって病院には行っていないので、勝手にインフルエンザと呼んでいるのですが、39度以上もの熱が出たらもうそう呼んでもいいでしょう。
私7年位前に一度それらしき高熱で寝込んだことはあったのですが、インフルエンザと定かな記憶もなく、自分はかかったことがないと思っておりました。
ということで「インフルエンザ流行」とか言われても結構バカにしてかかっておりましたが、いや、結構きついですねえ。
ピークの高熱時は半日くらいで乗り越えたのですが、その間自分で何を考えて何をしていたのか記憶が定かではありません。
「熱が高いんだから下げないとな」
「いや熱を下げるには体温上げて、しっかり汗かいて病菌を退治するんだよな」
「・・・で、今おれ何やってんの?熱上げてんの?下げてんの?」
「そもそも熱上げるとか下げるとかって何?」
とまあ、こんなわけわかんない感じの頭の中です。そもそも意識が定まってない時間帯があるわけですから、この記憶もいい加減なものです。
そのとき思いましたね。ただ高熱というだけでさえこの意識の混乱具合。そりゃあタミフル飲んだら幻覚もおきるかも。
人間の比較能力というものも都合よくできているようでして、39度台の熱でうなされていたところから、38度台に下がるというこのたった1度の違いで、ほぼ治った気になってしまった自分がいるから面白いものです。
実際はそこから平熱に戻るまでのほうが時間がかかりまして、都合丸々2日は床の中におりました。その間ほとんど食べ物も口にできず、本日からようやく少しずつ食べられるようになりました。
人間の体も捨てたもんじゃないなと思ったのが、この「食べる」ということについてですね。病気のときはそれを治すこと意外に一切の能力を振り分けてくれません。今回の私の場合も朝食べたものがお腹に残っていたのですが、これが邪魔で仕方がない。結局これらをすべて吐き出してからが急速に回復に向かうんですね。
そして病床2日目。微熱まで下がってきて少々小腹もすいてきたので、調子に乗ってお餅を食べました。それも2個。これがお昼の3時ごろです。
結局この後何も食べられなくなり、そのまま今日の朝までです。
よく言われることではありますが、「食べる」ということは相当な体力を使うんですね。それが消化に悪いものだったり、体に害のあるものであれば尚のことというのもよくわかります。
何はともあれ今回のことも私の一月にわたる不摂生生活と気のゆるみが招いた事態です。3月にもなったことですし、気を入れなおして正しい生活に近づけていきたいところです。
]]>この間2ヶ月近く赤ん坊のことや大雪のこと、過去最低の気温のこと等々・・・たくさんお伝えしたかったこともあるのですが、これらはまた追々ということにさせてもらいまして、本日はネット環境に戻ってきましたご報告まで。
この間にメールをいただいておりました方々、お返事もできずで申し訳ありませんでした。本日確認しましたので、また時間を見てご連絡差し上げます。
]]>雪が降り止みません。今朝はまだそれほどの積雪ではなかったのですが、日中で一気に積もりました。ここ最近、夜ではなく日中にどかっと来ることが多くなってきた気がします。
そんな中、さくらが枝垂桜の木の上を気にしています。雪は好きなので雪の中で遊んでいたりじっとしていたりは気にならないのですが、どうもいつもと様子が違うのでよく見てみますと・・・
てっぺんに猫がいます。
さくらに追われて木の上へ逃げたのでしょう。降り続く雪がどんどん身体に積もっていても動けません。私も特には手を出さず放っておきました。これがお昼前。このまま昼ごはんの準備→お昼ごはんとしておりますとさくらが戻ってきました。飽きたんでしょうね。まあ、根負けです。
お昼を食べたあと見に行くともう猫の姿はありませんでした。無事に逃げ延びたようです。
午後からはひたすら大掃除。気がつくと夕方で、さくらの散歩に出てみてビックリです。
30cm近くは積もっているでしょうか。夕方宅配便で回っているおば様も雪が深くて車が大変とのこと。見渡すと今シーズン初の除雪車が出動しておりました。
まだまだ雪は止みそうにない予報です。向こう一週間毎日雪の予報。こりゃあ大変な年末年始になりそうです。
]]>昨日から急激に冷え込んできました。雪の量はそれほどでもないのですが、何せ風が強くとにかく寒い。家の前の温度計で見る限りではありますが、本日の最低気温-5℃、最高気温-3℃という氷点下の一日。
今日は用事もあって広島市内の女房の里へ半日ほど行っていたのですが、別世界です。雪のことは当然としても日差しのあるなしに愕然としますね。全国的に冷え込んでいるようではありますが、寒さのみというのと、寒さ+日差しがないというのでは精神的なダメージが違います。つくづく太陽の有難さを感じる季節になりました。
写真は夕方撮ったのですが、この時間帯少しだけ日が覗きそうなところまできてくれました。この一瞬だけでしたが・・・
例年の冬を思い返してみると寒さ、雪の量ともまだまだこれからのはずなのですが、今年はなぜか応えます。これまた極端現象のために身体がついていっていないのか、単に歳で弱ってきているのか、それとも体調が優れないのか、よくは分かりませんが、まだこの程度で参っているわけにはいきませんねえ。
さくらはさすがに犬でして、普段はストーブの前でゴロゴロしているくせに、雪が降ると俄然元気です。投げてやった雪玉を追って縦横無尽に駆けずり回ります。一緒になって遊んでいる間は雪の中でも意外と平気だったりします。
してみると重要なのは心持一つということなんですかね。子供も生まれたことですし、もう一度童心に返って何事も積極的に楽しむ心を取り戻したいところです。
]]>今日も雪はチラホラ。午後からは少し日も出てかなり溶けましたが、それでも白い大地と灰色の空が大半を占めております。
ということで今日も屋根の下で出来ること。散らかしっぱなしだったハウスの中や庫裏の土間をお片づけ。もちつきようにもち米を精米したら、これまた出産前にやりかけていた小豆の選別を片付けました。
写真上が選別済みのもの、下がはじいたものです。とは言えこのはじいたもの、見た目は悪いですが、選ったものと同じように食べられます。おいしいです。
量にすると全体の5分の1くらいをはじいているでしょうか。当然食べられないものもありますので、これはここには入っていませんが、量は一握り程度です。
うちの選別はかなり甘めでして、市販品だと確実にはじかれるものも残しています。市販品とどこが違うかといいますと、①粒の大きさがバラバラ ②小さな傷やしわはアリ、といったところでしょうか。
こんな甘い選別でも5分の1以上は商品化されません。うちの場合はこれらは捨てずに私たちの口に入るので、ほとんど無駄がないわけですが、ふと思いました。
小豆に限らず、こうして捨てられる食べ物ってかなりの量があるんだろうな。食料自給率がどーのこーの言われてますが、美味しく食べられるんだから余さず食べるようにすればパーセンテージもかなり変わるんじゃないかな。
最近では「虫食いでも気にしない」とか「見た目よりも安心・安全」「少々傷んでいても大丈夫」という人も増えたといわれておりますが、問題はそこじゃないと思うんですね。見てくれのいいものと同じ値段で買えますか?ってところじゃないでしょうか。
簡単な話、上の写真の小豆と下の写真の小豆を同じ値段で買って食べようという思いになれるかどうかにかかっている気がするんです。
この一点において多少なりとも抵抗感があるのは現代人であれば当然の反応だと思います。でもこの反応こそがつまりは食べ物を商品化してしまっているという証でもあるんですね。
まあ、現実問題として下の写真のようなものはどこにも売ってませんけどね。
]]>昨日から降り出した雪が積もっています。昨夜一旦降り止んだようですが、今朝からまた終日降り続けまして雪量もそれなりになってきました。夕方の時点で15cm~20cmの間くらいでしょうか。気温は終日氷点下、部屋にこもってストーブをつけていてもなかなか暖かくなりません。
面白いもので、これが同じ状況でも部屋に二人いると室温がかなり違うんですね。
外はこんな様子なので、当然何もできるわけがなく今日はコタツで年賀状でも書こうかと。おかげで結構はかどりました。
本当はまだ外でやりたいことも残っているのですが、こうなってはどうしようもありません。この雪が一旦消えてくれることを祈って、そのときが来るのを待つばかり。こうなるまでに片付けておかなかったのが悪いだけですから。
ただ、雪に埋もれる前に野菜を取り込んでおかなかったのは少々悔やまれます。とりあえずは今台所に残っている野菜を駆使して何とか食いつなぎます。雪が融ける前に底をついたら、仕方ないので雪の下から掘り起こすしかありませんねえ。
番外編ですが、先日風呂に入ろうと服を脱いで洗濯機に入れようとしたら中に何か落ちてます。↓
よくよく見てみますと・・・
なんとネズミが中に落ちて出られなくなってました。そりゃあ落ちることは出来ますが、壁面がステンレスの垂直な壁ですからさすがにネズミでも上がれませんよねえ。
どうしようか迷ったのですが、なんか、衣類をきれいにするところで、ネズミが死んで汚いことになるのも気分がよくないので、逃がすことにしました。
滞在中に多少の「お土産」は落としていってくれたようですが、これは簡単にきれいにすることが出来ましたし、まあ今回はよしとしましょう。多分こいつが風呂場の石鹸なんかを食べてた奴なんだろうけどね。
頼むよ、ネズミ。「クモの糸」ならぬ「ネズミのフン」でもなんでもいいから困ったときはよろしく。って、見返りを求めてるようじゃダメだな・・・
]]>黒豆の収穫作業(選別)が終わり、今年の収穫作業もこれで一通り終了となりました。本格的な冬に備えて、野菜を囲ったり、漬物を漬けたりといったことはまだあるにしても所謂「収穫」は終わりです。
今年も黒豆は田んぼの畦で育てまして、畦豆にしてからは毎年いい出来です。ただ、今年は最後の最後にやられまして、刈り入れ直前の1週間で何者かによって半分近くが食い荒らされてしまいました。犯人は不明ですが、豆を選りながらかじられたものをよく見てみますと犬系の歯を持った獣のようです。
かじられた豆はこんな感じになっているのですが、この写真では歯形まではよく分かりませんね。これ以上はカメラのピントが無理でした。
今までも同じように黒豆や小豆を作ってきたのですが、今年のように獣に食われるというのは初めてのことです。よほど食べ物がなくなってきているんでしょう。
獣たちがこうして里にまで下りてきて食物を漁るようになってくると必ず「獣害」という名の下に殺戮が始まるわけですが、今年はうちも被害が多かったのでこのことについて考える機会が増えました。
我々は常に人間の立場からしか考えられませんが、少しだけ逆の立場に立ってみますと要は「生きるために仕方がない」とか「食べていくためには仕方がない」という人間界でもよく耳にする言い分に簡単に行き当たります。
私たち人間もここまでこの言い分の下にいろんなことをしてきましたよねえ。それで被害を受けてきた人間以外の生物は「復讐しよう」とか「人間を少し減らしてやろう」などという行動はとってきませんでした。
人間同士の場合は当然もめごとになってますし、ひどい場合はこれで戦争にまでも発展してるんでしょうね。
なんか、話がグダグダになってしまいましたが、私の感想は一つ。
どんな生き物も(人間同士であれば「どんな人でも」)生きるためには食べる。自分が食べていくためには多少の被害を他に与えても仕方がないじゃないか。
という言い分を認めて欲しければ、当然その逆、つまりは自分が被害者になるということも含めて受け入れなければならない。
自分はいいけど同じことを他のものがするのは許せない、というのではどこかのガキ大将の理屈になってしまいますもんねえ。まあ、こんなジャイアンみたいな大人や国なんてそこらじゅうにあると言われればそれまでですが・・・
]]>赤ん坊が生まれてから2週間が過ぎました。この間、私は何をしていたのかよく分からない日々が続いておりまして、2週間たったわりには仕事の方は進んだ気がしていません。
約1年ぶりの一人暮らしにもなかなか適応できず、目下ダメ人間を驀進中でありました。が、何とかここいらで心機一転、心を入れ替えて日常に戻ろうとようやく身体も動き始めたところでした。
今シーズンの初雪です。
昨夜半~未明ごろでしょうか、屋根からベチャベチャと落ちる音が聞こえておりまして、明るくなって見ますと写真のような感じでした。その後も今日は夕方まで一日重たく湿った雪が降り続きました。「降り続く」とは言いましても所詮はシャーベット状の水っぽい雪ですから積雪量がどんどん増えるという代物ではありませんで、一日経っても景色は朝と大差ありませんでした。水の量だけは確実に増えていますが。
天気予報によると今後1週間も晴れマークはなし。さて、このっている仕事はどうなるんでしょうねえ。これからは雪や雨の合間を縫って文字通りカメの歩で進めていかなきゃならないようです。これも今までに片をつけられなかった自分のせいでしかないんですがね。まあ、まだこの冬の天気がどう動くかなんて分かりませんし、合間で結構いい天気がめぐってくるかもしれませんしね。とりあえずしばらくは外仕事になりそうにないので、内仕事に精を出しましょうか。せっかく取り戻しつつある生活リズムも崩したくないですしねえ。
]]>11月23日に無事第一子が誕生しました。元気な男の子です。
ちょうどこの日は新嘗祭の日です。百姓の子としてはこれ以上ないよき日に出てきてくれました。
名前は思案中でして、まだありません。
しばらくはまだ女房・子どものいる広島とこちらとを行ったり来たりの日が続くと思いますので、落ち着いて更新というわけにもいきませんが、とりあえず喜びのご報告まで。
ちなみに冒頭の写真は生まれて2日目のものです。
生まれた直後の顔はこんなんでした。↓
日々、というよりも刻々と変化があるようでして、あらためて命の神秘に気付かせてもらえます。
]]>②
その後、ハウス後ろ側のビニールだけの部分を破って侵入した模様。
③
そしてハウス内に積んであるボカシを大量に食べています。つい先日新しく積み直したばかりでして、写真にある量よりも倍以上はあったはずなのですが・・・
しかも・・・
④
ハウスの入り口は開けっ放しだったんですよ!同じ食べるならなんでこっちから入ってくれないの。
あ、これクマの被害ですよ。
やれやれ、雪までにこのハウスを直さないとねえ・・・また一つ仕事を増やしてくれました。それにしてもボカシにまで手を出し始めるとは、よっぽど食べるものがないんだねえ。この調子でいつまでも冬篭りをしてくれないとなると、まだまだ警戒が必要です。
]]>周囲の山々がかなりいい色になってきました。実はこの写真は先週?撮ったものでして、今季初の氷点下になった日です。この頃はまだそれほどでもなかったのですが、1週間程度で一気に色づいてきました。
氷点下の日が続くかと思えば、今度は5℃以上になる日が続いたり、また昨日からは冷たい強風が吹き荒れてみたりと、季節の変化に身体がついていくのも結構大変です。
クララは昨日出発しまして、春までは京都のお寺に逗留です。冬の間はうちではすることもありませんし、ちょうど女房の出産も予定日まで一ヶ月を切ってきましたからねえ。こうして考えると早いものです。
畑仕事も残すところ豆関係が中心になってきまして、手間はかかりますが、それほど大掛かりな作業はなくなってきました。ということで昨日からは田んぼの大工事に取り掛かりました。暗渠排水を作る作業です。
実は先日購入しましたユンボが納車となりまして、これを駆使しての大仕事です。ちなみにこのユンボ、別にこの工事のために買ったわけではありませんで、別の目的があってのことなのですが、これはまた追々ご紹介していきます。
さて、私当然ながらユンボは初心者ですから操作を覚えながら、練習しながらの作業です。なれない機械操作ですから思うように動いてはくれませんし、仕事も遅いものです。それでも手作業よりは格段にはかどりますけどね。
本日2日目にして、ようやく少しだけ感じが分かってき始めました。思い通りに使えるようになるには何年もの実践が必要でしょうが、まずは初心者らしく安全第一で、急がず少しずつ丁寧に仕事を覚えていきたいですね。
今年は冬に向けてこうした大仕事や出産などもあり、忙しく過ごせそうです。クララもいなくなって、何もなければついついだらけそうな時季にありがたいことです。
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