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2008年02月28日

明日から・・・

今日は暑いくらいの日差し。ハウスの中で種籾に残っている桔梗部分をとっておりますと、じっとしているのに汗をかくくらい。

さて、私明日からしばらく家を空けます。博多で友達の結婚式がありまして、その後すぐに米の配達もありますので、配達が終わってからこちらに帰って来る予定です。ということで明日から3月4日の夕方まで留守にする予定です。

結婚式に便乗して博多の別の友達のところへもお邪魔しようという魂胆なので、結婚式は日曜日なのですが、早くから博多入りするという次第です。

さて、今日の日差しのおかげで雪も少しは融けましたが、昨日まであった量が量なので、暖かい地域の人たちが見ると充分驚かれると思います。
写真は今日ではなく昨日撮ったものですが、この雪が一日で激減するわけもないので多少は想像がつくのではないかと載せてみます。ついでにさくらも久々の登場なので。

庫裡の玄関から台所方面への軒下は完全に雪でふさがれておりまして、さくらも通行不能です。写真はちょうど引き返しているところ。

さて、もう一枚。その後本堂の方へと移動したさくらです。

先日紹介した写真とほぼ変わっていない雪の量であります・・・今年は少しずつが毎日のように続きまして少し融けたと思ってもすぐに元通り、の繰り返しでした。

さくらの毛は足の付け根部分と腹付近はごっそりと抜け落ちてきまして、他も全体的に生え替わりつつあるようです。春に向けて早くから少しずつ準備をしているわけですが、この季節を感知する力というのもたいしたものです。

最近ソフトバンクのCMのおかげで白い柴犬の人気が急騰しているとか。ブリーダーの間では「白はシバじゃない」とまで言われていたという話も聞いたことがありましたが、さくらは今後急に地位を高めたりするのでしょうか・・・もしそうなったらバカにしてるわな。

ま、とにかくしばらく留守にいたします。さくらも実家で寂しくお留守番です。

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2008年02月26日

執筆活動

日中の雨が夕方から雪に変わりました。現在は屋根から落ちる雪の音が風の音と共に聞こえてきます。

早いもので今週末からもう3月になります。毎年この時期になると消費者向けの今年の計画書を作成するのですが、今年はかなりてこずっておりました。

例年冬の間に構想をまとめてこのくらいの時期にはまとめ上げるのですが、今年はあれこれと書きたいこともありすぎてうまくまとまらず、加えていつまでも寒い日が続くので気分もなかなか春モードになっておりませんでした。

とは言いましても、今週末には友達の結婚式がありまして、それに便乗して数日博多に滞在する予定。帰ってくるとすぐに米の配達があるので、博多に発つまでには書き上げておかなければなりません。

昔からケツに火がつかないとなかなか動かないのが私の悪いくせでしたが、今年はこの出足の鈍さのおかげで意外にももつれた頭の中が少しは整理できたようです。

当初あれこれと思い描いていたものと比べるとかなりの修正を加えることになりましたが、この一週間ばかりのだらけきった日々も「思い込みだけで突っ走る」ことを踏み止まらせてくれたと思えばまんざら無駄でもなかったようです。

加えてこの期間にいろいろと人と話をする中で頭の整理もさせてもらえたという点も見逃せません。やはり口に出して話してみると漠然とした思いも形を成してきてくれるようです。

今日はこれまでに書きなぐっていた原稿の断片を一気にまとめてみました。ほぼ完成です。あとは抜けがないかの確認や機械的な作業を残すのみ。一時はどうなることかと危惧しましたが、なんとか締め切りには間に合いそうです。

さてさて、明日の朝も冷えそうだねえ・・・

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2008年02月21日

救出作戦

久しぶりの快晴です。ほんと、何日ぶりでしょうか。朝から一日気持ちよく晴れております。当然こんな日は朝が冷え込むのですが、それよりも「晴れ」という嬉しさの方が勝ります。

とはいえ、この晴れも今日限りのようでして、週末にはまた雪が降るとか・・・
来月初めには米の配達がありますので、今のうちに準備を。といいますのが、雪のために米を保管している蔵の入り口がふさがっているのです。

屋根の雪が落ちきったところを狙って雪を掘り、入り口を確保しなければ。ということでこんな感じになります。↓

ちなみに周囲の状況はどんな感じかといいますと・・・↓

この雪ずりが入り口をしっかりと塞いでいるわけですから戸なんて開きません。よくできているなあ、と感心するのは引き戸であること。開き戸なんかにしていたらどれだけ雪を除けないといけないんだという話です。しかも木枠の戸ですからアルミサッシのように凍り付いて開かないということもありません。

私が一人歩ける程度に雪を除ければ充分なわけでして、今年は餅つき用に組んでいた屋根も奏効しまして蔵の入り口付近だけの除雪で事足りました。

米は庫裡の方に必要量運び出しておきましたので、これでいつでも配達に出られます。

今日はお天道様のおかげでだいぶ雪も融けてくれましたが、今までのツケがありますので境内はまだこんな感じです。↓

雪だらけなので今一つピンとこないかもしれませんが、本堂の前にある雪山で2m以上の高さになってます。本堂の屋根から落ちてきた雪ずりです。

こんな感じなのでまだしばらくは「田畑に出て・・・」ということにはなりそうもありません。

ちなみに久々に写真が載りましたのもお天気のおかげ。暖かくなったのでデジカメが動いてくれました。しばらく懐で温めてからのことですが・・・

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2008年02月19日

帰ってビックリ

日曜日から実家の方へ行っておりました。今日の昼前に帰ってきたのですが、広島とこちらとのあまりの違いにあらためて驚かされます。

どうも今朝が一番冷え込んでいたらしく、あらゆる水という水が凍ったままでした。風呂、トイレ、台所と全ての水道の蛇口は凍り付いておりまして、帰って早々水が出ません。

やかんに残っていた水と、なぜか凍っていなかった洗面所の蛇口を頼りに湯を沸かし、順番に解凍作業です。幸い凍りつくのは壁から出ている部分だけなので少し時間をかければ全て水は出るようになりました。

ほっと一息、用を足しに・・・と思ってみてみますと、きてます。便器にたまった水も凍り付いておりまして、水が流れない悪夢の再来。こちらもお湯で溶かし、事なきを得ましたが、この凍りつき具合、どうやら今朝は-10℃を下回っていた感じです。

完全に油断しておりました。そろそろ冷え込みも緩んでくるだろうとたかをくくって家を空けておりました。広島にいては当然こちらの様子など知る術もなく、ここ数日の感じからまさかここまで冷え込んでいるとは思ってもおりませんでした。

やはり天候、気温などはその場にいて肌で感じ取っておりませんと分かるものではありませんね。天気予報なども聞いておりましたが、あれは大雑把なことしか分かるものではありませんので局所的なことは全くあてになりません。しかもそれが辺境の片田舎であれば尚のこと。現地で様子を伝えてくれる人がいるわけでもなく、観測所などがあるわけでもなく、「レーダーでは雲は見当たりません」と報道されているその瞬間に目の前では雪が思いっきり降ったりしていたわけですから、もう少しそのあたりの警戒心があってもよかったと反省。

去年が暖冬、今年も前半は暖冬、となると例年の寒さや冬の心得をすっかり忘れてしまっていたようです。安易な方へ流されることの早いこと。我ながら情けない習性であります。

さあ、ここで気が緩んでしまわないようにしっかりネジを締めなおしましょうか。

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2008年02月15日

犬の嗅覚

相変わらず雪が降り続いております。先週の私の期待はどうやら一週間お預けとなるようです。

重たい雪ですし、日中にはそれなりにかさも下がるのですが、それ以上に降り積もりますので徐々に積雪深も上がっております。特にひどいのが屋根からの雪ずりでして、本堂の前は私の背丈をはるかに越えました。庫裡と蔵の間も狭いということもあり背丈くらいにはなっております。

そんな一面雪の中でも毎日朝夕さくらの散歩は欠かしません。その散歩での出来事。突然さくらが道端の雪の中に飛び込んで行きます。この時期雪の下ではモグラやネズミが活発に活動をしておりまして、毎年雪がなくなると田んぼの畔などは掘り返されたあとが一杯になります。

臭いがするんでしょうね。さくらはよくこうやって小動物を捕まえようとしております。たいていは捕まらないのですが・・・

が、今日は一味違いました。「どうせ・・・」とバカにしてみている私の前でいつもと違う動き。「もしや・・・」と思ってよく見てみますと何か捕まえております。ネズミでした。

当然のごとくネズミは瞬殺され、くったり。あとは完全にさくらの玩具です。それにしてもこの雪の中でよくその場所が的確に分かるものだと感心してしまいます。

種族間に差異はあるとしても、こうした自然の鋭敏な感覚というのは人間だけが失ってしまっていると思うと我ながら情けないものです。別段ネズミを捕って食おうというわけではありませんが、人間本来の姿を見失い虚構の中で右往左往しているから現在の昏迷があるわけでして、それを抜け出た世界を少しでも垣間見られたらなあ、という羨望の念を抱かずにはおられないわけです。

さて、今日は初めて図書館にも行ってみました。今まで一度も行ったことがなかったのですが、せっかく時間もあるし、雪でたいしてすることもないし、大いに暇つぶしをしようじゃないかということで行ってみました。

蔵書の数や内容は少し物足りませんが、それでも充分に楽しめます。更にはDVDなどの貸し出しもあり、映画も借りてみました。今後はもっと活用したいものです。

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2008年02月12日

確定申告開始

今日は午前中から雪です。朝の気温は高かったのですが、日中にかけて気温が上がらず体感的には朝が一番暖かかったような感じです。

今日は午前中贅沢にも二度寝などさせてもらいまして、お昼から活動開始です。天気がこんな感じですから大掃除とはなりませんで、とりあえず確定申告の作業から始めることにしました。

1年分の伝票や領収書を整理して項目別にまとめていくのが主な作業ですが、けっこう手間のかかる作業です。申告書類の書き方にもだいぶ慣れてきましたので初めの頃のように時間は掛かりませんが、それでも半日では終わりません。

明日も雪の予報なのでもう一日のんびりと事務仕事を続けます。落ち着いてやらないと不備があっては困りますからね。

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2008年02月11日

自由の身

今日でスキー場を辞めました。明日から自由の身です。

予想していたとはいえ、この連休中はものすごくお客さんが多く、かなり疲れました。だから辞めたというわけではありませんよ。

元々春からの百姓準備など、本業の都合もあり20日には辞めるとは言ってあったのですが、急遽1週間早まりました。

事の発端はくだらないこと。毎日毎日休み無しで働いておりますと、従業員は徐々におかしくなってきます。あちらこちらで他従業員の悪口が噴出し始めるわけです。「誹謗・中傷」などという立派な漢字を使うレベルではありませんので、子供並に「悪口」で充分です。

そのいざこざが忙しさのピークとぶつかったのか、今日になって大モメ。自分の好きなようにならないから「明日から来ない」とか言って駄々をこねる者が出て来る始末。所謂「おじいちゃん」と呼ばれるような世代ですよ。

で、「話し合おう」などと愚にもつかない我儘のぶつけ合いが始まるわけですから、もーどーでもいいです。挙句の果てが「辞める」とか「辞めない」とかの話にすり替わっていく。

以前も書きましたが、私は元々スキー場に行く気はサラサラなかったのですが、お世話になったおばちゃんや友達が人手不足で困っているので手助けのつもりで勤めていた程度の話。

更にはどうせあと1週間もすれば下山する予定だったわけですし、「辞めてやる」を自分の我儘を通すための脅し文句に使うようなクズに付き合う義理もないのでこれ幸いとこの流れに便乗して今日でやめることにしたわけです。

さて、1週間余分に時間が持てることになったので当初の予定よりも落ち着いて春の準備や正月から手付かずだったことに着手できることになりました。

身の回りの空気や気配も少しずつ春めいてきた感があります。私の気分も徐々に春モードになりつつあります。

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2008年02月07日

もう充分

ここ数週間快晴というものを見た記憶がありません。これはスキー場にずっといるからというわけではなく、家にいても同じようなものです。この先一週間の天気予報も雪マーク満載です。もうそろそろ雪はいいですよ。

節分を越えてからの雪はといいますと、朝:根雪部分はカリカリ、新たに積もった部分はサラサラ、夕方:全てズブズブ。特に夕方の雪には苦労します。雪の深さはそれほどでもなく、長靴で充分対応できるのですが、足をとられて歩きにくいこと。車に至っては家に帰る最後の坂を登るのにかなりてこずります。

水気の多い重たい雪というのは雪かきをするのにも非常に疲れますし、苦労させられることばかりですが、これも春を迎える直前には避けて通る事のできない試練のようなものですね。

冬になるとこれほど雪と曇天に閉ざされる環境の中ではただひたすらじっと耐えて春を待ち焦がれるというのが最も自然に即した生き方なんだなとつくづく感じさせられます。だからこそ雪が降るまでの冬支度にも精を出すわけですし、春へ向けての鋭気も養われるわけです。

年中同じように動こうと思うから無理が出るわけですし、要らぬことも沢山しなければならない。全ては人間の傲慢な欲から発するわけですが、この構図、現代の農業形態から社会構造に至るまであらゆる局面に通ずるものを感じます。

ここに来た当初はこうした過酷な状況をいかに克服するかということに誤った知恵を働かせることが進歩だと考えて過ごしておりましたが、最近になってようやくいかに順応できるかという道を模索できるようになって来ました。

雪に対しても「嬉しい」→「嫌い」→「当たり前」と受け止め方も変化してきているようです。冒頭のように「もういらない」と感じるのは私がスキー場なんかに勤めに行っているからそう思うんですね。

もっと雪深い地域の人たちからすれば「なんだ、その程度」と笑われそうですが、元々雪の少ない土地で育ったものですからこれでも大目に見てくださいね。

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2008年02月04日

春の雪

今日は一日雪が降りました。気温は高め、水気の多い重たい雪ですが、30センチ以上は積もったでしょうか。

立春を迎え雪の降り方も少し春めいてきたのでしょうか。今週はずっと雪の予報となっておりまして、そろそろ雪も最後のあがきに入ってきたのでしょうか。旧暦で見ると年明けは今月7日。今年は年内に春が来るという暦になっておりますので、ひょっとしたら来週あたりから暖かくなってくるのかもしれません。

雪が降りますとスキー場ではリフトの腰掛部分に積もった雪を拭くというサービスをしておりますので仕事は増えますが、何もすることがなく一日ボーッとしているよりは私の性には合います。

今日のような雪温の高い雪は腰掛に凍りつくこともなくきれいに拭き取れるのでこれまた気持ちがよいものです。寒いときのこの作業はきれいに取れないのであまり面白くないのですが。

さて、明日は一月ぶりのお米の配達日。久々に雪のない景色を堪能してきましょうか。

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2008年02月01日

活力鍋

ついに買ってしまいました。朝日軽金属工業の「活力鍋」。圧力鍋です。

玄米を美味しく食べたいという欲望から手を出してしまった次第です。今までは実家にあった圧力鍋を使っていたのですが、借り物ではありますし、圧力鍋はほぼ一生ものになるわけですからいいものを買おうという結論に達したわけです。

と言いましても同サイズの他メーカーのものと比べるとお安くなってます。にもかかわらず圧力は世界最高気圧の2,44気圧。構造もステンレスとアルミの5層構造になっておりまして熱伝導率も抜群です。

早速玄米を炊いてみました。先日初めて炊いてみて火加減と加圧時間を検討。本日2度目の炊飯でした。1回目のときも上々の炊き上がりだったのですが、塩を入れ忘れたことと、軽く焦げが入ったこととがあり、加圧時間を変えてみたわけです。

今日の結果としては前回よりも美味しく炊き上がりました。圧がかかってから中火強で5分、弱火で15分という短時間でふっくらもっちりです。

フラッシュをたくと写りがよくなかったのでフラッシュ無しで写真を撮ってみました。お米の美味しさがうまく伝わりますかどうか・・・

今までの圧力鍋では中火強で15分、弱火で35分、それでも鍋底は少し焦げるという炊き上がり方でしたから格段の差があります。しかも炊き上がりは活力鍋のほうが断然上です。

それなりの圧力鍋でも充分美味しく玄米を炊くことはできますが、やはりこれだけの差を見せ付けられると圧力の差を感じずにはいられません。

私は決して朝日軽金属工業の回し者ではありませんが、新しく圧力鍋を買おうかと思っている人がおられるのであれば、この「活力鍋」はお奨めです。

また、今もっている圧力鍋で玄米を美味しく炊きたいという方はお教えしますよ。私も安物の鍋からそれなりの鍋までいろいろと試してきましたから多少のことはアドバイスできると思います。

何はともあれご飯が美味いとそれだけで幸せな気持ちになるというのは嘘ではありませんね。

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