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2009年07月30日

出ました!

昨日反省したばかりなので、今日もがんばって更新しております。

今日は一日雨も降らず、おかげで畑仕事が出来ました。草まみれになっていたナスを救出。今年は生育が遅めだったために何とかこのタイミングで無事に救出できたのではないかと思います。

で、一日畑にいたくせに今日の写真も稲です。

休憩中に田んぼ脇で小便をしておりますと、見つけました。出穂です。生育の早かった田んぼに限ったことですし、その中でもまだほんの一部ではありますが、穂が出始めました。予想よりは少し早かったのですが、こればかりは赤ん坊と同じ理屈で私たちが決めることではありませんので。

無事に穂が出始めるとなんだかうれしくなってくるものですが、それと同時に少し不安材料も・・・

イモチ病です。
たいした出かたではありませんし、今のところ問題ない程度ではありますが、今後の天候しだいではどういう被害が出るか分かりません。うちの稲はなるべく自然に沿って健全に育っているとは信じているのですが、それでも万が一という可能性は無きにしも非ずです。

当然のことながら農薬を使うことはしませんが、何もせずに病気が広がるのも怖い。何せ去年はこれで1反はやられましたからねえ・・・
苦肉の策として石灰を薄くまくという手段がありまして、念のためにこのくらいはしておこうかと考えております。天気が読めませんので、雨が降りそうにない日を選んで近いうちには、と思っております。

例年通り梅雨が明けてすっきり晴れてくれると、このイモチ病菌は放っておいても死んでしまうのですが、今年の夏は冷夏の可能性も出てきましたし、一応万全の体制では臨んでおきたいところです。

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2009年07月29日

反省・・・

毎度毎度ブログの更新をサボっております私でありますが、今回はさすがにサボりすぎました。最後の日記が6月15日、ほぼ一月半もいったい何をしていたのかとお叱りの声も聞こえてきそうであります。(そこまで期待されていないという意見もあるかもしれませんが・・・)

さて、その6月15日以来いったい私が何をしていたのかといいますと・・・とりあえず今月11日までは毎日毎日田んぼの草取りに励んでおりまして、かなり大変ではありましたがおかげで今年の稲はこれまでになくいい状態で育っております。

田んぼにばかり入っておりましたので、この間畑は全く放置されておりまして、野菜の方はかなり悲惨なことにはなっているのですが、やはり基本となる米をまずしっかりと作ろうという今年の方針ですので、ここは素直に受け入れまして来年に向けて策を講じているところです。

田んぼの草取りが終わってからは順次野菜の救出に、といった感じで今日まで来ているのですが、なにぶん今月後半は雨が多く思ったようには進んでおりません。今年は野菜の生育も遅めですのでこれから梅雨明けしてからが救出作業も本番となりそうです。

さて、今年はこの時期やたらと忙しく、疲れ果てていた原因の一つに小麦があります。6月19日に刈り入れ・脱穀ははしたのですが、その後乾燥・選別というのに手間取っておりまして、本日ようやく完了しました。

今年初めて本格的に小麦を作ってみたのですが、これがとてつもなく大変なことになりました。収穫の時期も梅雨時期で雨に追われながらの作業となりますし、田んぼも畑も一番忙しい時季に収穫が重なります。そのうえ米のように機械で短時間に片付けてもらうということも出来ず大部分がほぼ手作業でしたので尚更です。

今年は収量としてはそれほどの量ではありませんでしたので何とかなりましたが、これが大豊作となっていたらと思うとゾッとしますね。

小麦に追い回された原因は上記のことだけではありませんで、他にも多くの勉強が出来ました。本気で裏作の麦を考えるうえでは解決すべき点がかなりありそうです。年中米だけ食っていれば日本人は大丈夫ではあるのですが、現代人の麦への依存率の高さを考えますと少しでも麦を作れるようにはなりたいとも思うわけです。かく言う私もそれなりに麦を食べているわけですし。

それにしても麦生産のあり方や麦を食べるということそのものについても多くのことを考えさせられましたね。ソバの時もそうでしたが、所謂穀類というものは米も含め収穫から口に出来るようになるまでがとてつもなく手間がかかるものです。でもこの穀類というものが我々の主食になるわけですし、保存して年中食べることが出来るという「命をつなぐ」という根幹を成す食料でもあるわけです。作業効率や経済効果などうわべだけのことで考えるわけにはいかないものではあります。

さて、今後はまめに更新できるようがんばりますのでまたお付き合いのほどよろしくお願いします。

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