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2005年09月28日

稲刈り日和

いよいよ本日より稲刈りを開始しました。天気は秋晴れ、絶好の稲刈り日和です。今週末まではこの調子で好天が続きそうなので、もち米以外はここでかたをつけておきたいところです。

稲刈りの写真を、と思っていたのですが今日はカメラを持っていくのを忘れていましたので、また明日にでも。

実際に刈ってみての感想ですが、だいたい思っていたくらいの出来映えですね。去年よりは多少良さそうですが、全般的に見てとても上出来とはいえません。草に負けたところは明らかに貧相です・・・

それでもあるものだけは収穫してしまわないともったいないので、情けなくも感じながら頑張って米にします。

さて、明日も続きを刈ります。

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2005年09月26日

祭りの後

昨日大勢の学生が帰って、今日からまた一人の生活に戻りました。大勢人が来るとそれなりに疲れるのですが、それらが帰った後というのはぽっかりと穴があいてしまいます。
仕事をしている間はそれなりに時間が過ぎてくれるのですが、やはり食事時というのは一人だと美味しさが半減しますね。

さすがにこの歳まで一人で過ごしていると寂しいという感覚ではないのですが、張り合いというのでしょうか、気持ちの張りという面ではたしかに物足りなさは否めません。

明日は配達。その後水曜日からいよいよ稲刈り開始です。以前の日記でのとおり今年の米も決して上出来とはいえませんが、それでも去年よりはましになっていそうです。量も然ることながら、おそくまで暑い日が続いたので味の方が少し心配です。どうなっているのか、結果は来月後半のお楽しみです。

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2005年09月25日

実習?

昨日、今日と三原から学生がやって来ました。総勢9名という今まででは最も多い人数でした。

畑の草取りに寺の大掃除と早朝からしっかりと働いてもらい、本堂から庫裏、畑まですっかり綺麗になりました。

ちょうど昨夜は地域の奉納神楽もあり、そちらも少しは見てもらいました。人数が多いということで風呂はみんなで近くの温泉へ。
奇しくも昨日から急に冷え込みが強くなり、大塚らしい寒さ(この時期でのことですが)も体験できたことと思います。

昨日の昼前に来てから今日の昼過ぎまでという短い間でしたが、この間に神楽、温泉、気候、農作業、掃除、などなどおよそ考えられるすべてのことを体験できたというのはめぐり合わせもよかったのかもしれません。
夜はよく晴れていたこともあり、星もよく見えていましたし、この時期にしてはまずフルコースを味わえたのではないでしょうか。

今までにも何組もの人が遊びに来てくれたり、野良仕事を手伝いに来てくれたりしていますが、やはり短期間ということでなかなか全てを見てもらったり体験してもらったりということは難しいのです。かなりの長期間に渡って滞在してもらえればそれなりに肌身で感じてもらえることは多いのですが、年に1回や2回でしかも短期間ということになると、大塚ならではということや自然の機微などを必ずしも感じ取ってもらえるというわけにはいかず、そう考えてみると今回の学生たちはまずまず幸運な部類に入るのではないかと思っています。

欲を言うと毎月にでも、少なくとも季節ごとくらいには足を運んでもらえるとそれなりにこちらの様子や良さ、厳しさなど伝わりやすいとは思うのですが、なかなかそんなことが出来る人もいないのでこうして文明の力を借りて情報を発信している次第なのですが、やはり「百聞は一見に如かず」の言葉通り実際に現地に来てもらい、その五感を通して実感してもらうにはとても敵いません。

都市と農村の交流、などと世間では謳われていますが、多くは形だけ。本当の意味での交流が出来るようになる為には個人レベルでの情報、経験の共有が礎になると思います。その輪が少しずつ広がっていくことにより和(日本)も無理のない場所に落ち着いていくのではないかと少し大きなことも考えたりします。

何にしても自分が動く、自分が変わる、これができなければ何も変わりませんね。

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2005年09月23日

一足早く

今日は家族で夕食を食べに行きました。(なんか小学生の日記みたいな書き出し・・・)
明日が私の32回目の誕生日であり、両親の34回目の結婚記念日でもあるのです。車に乗っていったので酒が呑めなかったのが残念でしたが、なかなか感じのいいお店に連れていってもらいました。

この歳になってまで誕生日を祝ってもらうというのは小さい頃や二十歳そこそこの頃とはどこか違った感じがします。当然「ハッピーバースデー」などは歌いませんし、ケーキの蝋燭付きなんてものもありませんが、乾杯だけで十分な気がします。

そもそも家族といっても姉は嫁に行っていますし、私はこの通り長男でありながら家を出て田舎におりまして、日頃はなかなか全員が顔を合わせるという機会も減っています。誰かの誕生日や記念日、盆や正月、節句や祭事などは家族や親族が顔を合わせるいい機会なのかもしれません。

誕生日や記念日などは別として、その他の行事は近年その本来的な意義はほとんどなくなってきていますが、それでも残っているのはこうした別の意味合いをふんだんに持っているからなのかもしれませんね。

信仰心の欠落したお祭り騒ぎや商業戦略に乗った節句など忌諱すべきものが目に余る現代ですが、ささやかながら能動的な集いの中にはまだまだその本源的な部分が残っており、結構捨てたもんじゃありませんな。

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2005年09月21日

また

昨日近所で不幸があり、明日が葬儀です。今回は隣の部落なので直接お手伝いなどをするわけではないのですが、国土調査のときには一緒に山に行っていたこともある人だけに何とも言い難いものがあります。

今年に入ってから葬式の数が急に増えています。そう言う時代に足を踏み込んだのか、年齢的なもので身近に感じ出したのか、そのあたりのことは分かりませんがとにかく多いです。

私がここに移住してからもうすこしで丸々3年になります。それなりに地域との繋がりも出来てきたということもあり、顔を出す葬儀も増えていますが、それだけではなく絶対数自体も増えているようです。

地域内農地の今後のことを考えるときもそうですが、こういったところでも農村部の高齢化ということを実感させられます。

少子高齢化という現実は適正人口に移行する為の過渡期という見方もありますが、その「高齢」という部分が農村部に集中しているというのは危険を感じます。
という危機感を抱いているのは私だけなのでしょうか・・・

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2005年09月20日

結核病棟

先月退院した祖父が自宅から通いで透析を続けていたのですが、実は結核を患っていたことが分かり、2週間ほど前から再入院となっていました。
結核病棟と、透析設備とを兼備している病院が八本松にしかないということでそちらの病院にいます。広島からは30キロ以上離れているところでなかなか会いにも行けていなかったのですが、今日の配達が終わってから母と一緒に行ってきました。

結核病棟というところに入るのは初めてのことで当たり前ですがマスク着用です。病棟の中は3段階に別れていまして、保菌しているが対外には出ていない人が入り口近く、そこから二重扉を挟んで菌が出ている人の病棟というふうに分かれています。その中でもとくにひどい人は病室からも出られないらしいです。

私の祖父はその第2段階、つまり病棟内からは出られないという部類になっています。自分では「ここに来てから急に病人になった」などといっていましたが、以前に比べるとだいぶ快復している様子で、一時はボケが始まったのではと疑わしかった会話の方もそのような兆候が見られませんでした。

高齢ということもあり(86歳)、完治するまでには長期間を要する予定ですが、百姓の話をすると生き生きとしてくるのが分かります。今年はもち米がよく出来ているので正月には家でついた餅を食べてもらいたいと密かに願っているところです。院内でそれが許されるのかどうかはよく知らないのですが・・・

どうやら秋雨前線の支配下に入ったような天気です。天気予報では「曇り、ところにより雨」という「ところ」が私のいる地域のようです・・・さて、周囲の稲刈りが遅れはじめましたよ。

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2005年09月19日

乳酸日和

至るところが筋肉痛です。昨日の運動会で頑張りすぎたとはいえ、これほどてきめんに結果が現れると少々情けなさも感じてしまいます。

毎年運動会の後には「体力を少しは戻さないと」と思うのですが、「毎年」思っているということは私のその後の行動は察するに余りあるでしょう。

百姓という肉体労働をしているのに体力面で衰えていくというと「なんで?」と思われる人が少なからずいるようですが、百姓というのは確かに肉体労働ではありますが、使っている筋肉というのは限られていますし、ましてや心肺機能という面においてはほとんど負荷がないといっても過言ではありません。

つまらぬことですが、愛犬さくらを見ていますと日頃とくに運動ということに取り組んでいるわけでもないのに体力、筋力などたいしたものがあると感心してしまいます。日中などほとんど寝ているんですけどねえ。

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2005年09月17日

お手伝い

昨日、今日と隣の稲刈り・調整を手伝っていました。昨日が一日稲刈り、今日は午後から籾摺り~袋詰までという作業内容です。
当然のように機械を使ってやるので労力自体はたいしたことはないのですが、それなりに時間はかかります。ただ、私のようにはで干しをして脱穀をしてということを考えるととんでもなく早く終わります。

自分の作った米ではないのですが、田んぼに植わっていた稲が刈り取られ、玄米になって出てくる光景というのは何とはなしに気持ちが高揚するものです。

隣の家も飯米(自家用の米)だけは無農薬で作っているのですが、今回収穫したのは農協に供出する用のもので、薬も金肥も使っているものです。それでも一般的な農協の指導内容から考えるとかなりの減農薬ではあるのですが。

そろそろ周囲は刈り入れ最盛期を迎えつつあるのですが、私の米はもう少し先になりそうなので今は少し余裕があるのです。今年は台風も少なく、天候にも恵まれているので刈り入れがしやすい、収量もそこそことみんな喜んでいます。私が収穫するまで天候が無事であってくれるといいのですがね。

ちなみに私の稲刈りは今月最後の週あたりが可能性としては濃厚ですね。これも稲と相談しながらなので何ともいえませんが、稲刈りの参加者も募集しております。当然平日の可能性大ですし、直前まで日程がわからないので参加できる人はほとんどいないのが通例なのですが…ま、興味のある人はご一報ください。

さて、明日は地域の運動会。終わった後には当然のごとく「おしあげ」があるので明日は朝から晩までフル稼働です。

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2005年09月15日

気にはなっていたけど…

何の写真だろう・・・と思われた方、よーっく見てみてください。レンジの上部から左部にかけて何かがぶら下がっているでしょう。

蛇の皮です。

先日台所で蛇を見かけてから気にはなっていたのですが、それ以降私の前に姿を現さないので少しずつ安心してはいたのですが、あらためて警戒心を呼び起こされました。
以前からこの場所と家の作りから考えて家内に蛇がいてもおかしくないとは思っていたのですが、こうして現実を付きつけられると嫌なものです。

皮の長さから考えて先日見かけた小さい蛇のものだろうとは思うのですが、脱皮をしたということは少し大きくなったってことだよな・・・

今日はトマトのハウスで草取りをしているとネットに挟まってミイラ化しかけている蛇がいたし(それも顔の真横で発見)、今年は蛇が少ないと安心していたらこう涼しくなってから落とし穴があったとは。やはりまだまだ油断は出来ません。

気分転換にだいぶ体調の快復した愛犬さくらをどうぞ↓

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2005年09月14日

ぐうたら

またまた間があいてしまいました。
愛犬さくらの体調ですが、だいぶ快復したもののまだ完全ではないようです。先週末に薬をもらってからよくなったと思っていたのですが、週末実家に泊まったりということをしていたからでしょうか月曜日の晩にまたまたおねしょ。昨夜からまた薬を飲ませています。

といったことで先週末は実家の畑を手伝っていました。親子とはいえ畑の作り方は違うので色々と勝手が違いあーでもない、こーでもないと結構やりにくいものです。うちの場合はまだそれでももめることはないのでいいのですが、一般的に農家では世代間で栽培方法や経営方法での確執があるという事情もわかる気がします。「老いては子に従う」ということが出来る人は少ないのでしょうね。逆もまた然りなのですが・・・

さて、今日は(も?)「ぐうたら」しています。朝からおかしな天気で降ったり止んだりです。風が急に涼しくなってきて秋らしくはなってきているのでしょうか。
稲刈りにはまだ早く、今は畑をつついているのですが、秋野菜の方ももう少しで一段楽しそうなところまでこぎつけ意外と暇があるのです。
他所の農家はすでに稲刈りに入り始めているのでそれなりに忙しそうにはなってきているのですが、私の稲刈りはおそらく今月末以降になりそうですね。

昨日近所の人からコンバインをもらいました。当然中古ですが、上物です。昨年まで使っていたハーベスタ(脱穀機)が使い物にならなくなり、次のものを探していたところ今回の話が持ち上がったわけですが、何とも不思議な縁を感じます。

と、ここ数日のことをとりとめもなく書いてみました。世間では選挙結果のことで騒いでいるようですが、国会がどっちを向こうとも百姓には目もくれないのは分かりきっていますのでどーでもいいのです。
自分と家族と地域と、そして生かしてもらっている自然とを大切にし、且つ頼って日々のおまんまを食べさせてもらえれば充分です。古来政治が百姓をいたわってくれたことはないわけですから・・・

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2005年09月09日

使用不能


暑い!台風一過で涼しくなったのも1日だけでまた蒸し暑い日が戻ってきました。
周囲では稲刈りがどんどん始まっているというのに道路わきの温度表示が30℃を越すというのは一体どういうことなのでしょう。ひょっとして今稲を刈っているのがウソなのか、それともついに広島でも2期作解禁なのか。
県内の豪雪地帯でこれなのですから、沿岸部はまだ真夏なのでしょうね。

さて、昨夜に引き続き愛犬さくらのことです。
結局今朝一番で病院へ行き、薬をもらってきました。今晩から飲ませていますが、少しは効いているのでしょうか、今日はだいぶ落ち着いてきました。

昨夜は頻繁におしっこに行きたがるのですが、行ってもでない。挙句寝ているときにおねしょという始末でして、ついに私の布団の上でもやられました。ということで本日より「使用不能」です。
夜中に自分の寝床から私の方へ移動してきたのですが、その時すでに自分の寝床でもやっていたようです。
2枚ともしっかり干したのですが、臭いはとれるはずもなく・・・さくらの布団は幼少時のおしっこも蓄積されていますので、それなりにいい匂いがしているのですが、私の布団は初めてなので包み込んでくれる匂いもなくそこだけが強烈に浮き立っています。

冬に向けて布団を買うことを真剣に考えなければいけないようです。

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2005年09月08日

がんばれ!さくら

今日の夕方から愛犬さくらの調子が思わしくありません。インターネットで調べてみたり、かかりつけの獣医さんに電話で相談してみたりしたのですが、可能性としては膀胱炎です。今はとりあえず小康状態で休んでいます。

まだ若いので大丈夫とは思いますが、気が気ではありません。ということで今日はこれだけでおしまい。今晩はしっかりさくらを見守ることとします。

完全なる親バカならぬ犬バカより・・・

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2005年09月07日

勝利!

台風一過の影響でしょうね、今晩から急に風が冷たくなってきました。
九州を中心に大きな被害を出した今回の14号でしたが、こちらではそれほどのことはありませんでした。一つには微妙に進路がずれてくれたこと、もう一つは勢力がだいぶ弱まっていたことが要因としてあげられると思います。

ということで家屋を中心とした被害は近辺では聞くことはありませんでしたが、稲はやはり軒並み倒れています。そもそも台風が来る前から倒れている稲はあったのですが、この台風が過ぎて田畑を見まわってみると大半の稲が倒れていました。

これは栽培方法に問題があるわけですが、いかに倒さない米作りをするかなんてことは多くの人が本気では考えていないようで、「少しくらい倒れるくらいでないと米がとれない」なんてことを自慢たらしく豪語している始末。

写真の稲は私が今年植えたもち米ですが、草丈はコシヒカリの約1.5倍あり、周囲の人からは「絶対に倒れる」と太鼓判を押されていたものです。
余談ですが、この品種の稲は世界遺産厳島神社の大注連縄に使われているものでその藁も私の住んでいる町で栽培されています。
その藁を奉納する(補助金付きで買ってもらうのですが)農家では草丈が高く倒れやすい稲ということで1メートルおきに竹の支柱を立ててまで栽培しているようです。

相変わらず草だらけの米作りしか出来ていない私ですが、このもち米だけはかなり理想に近い形で栽培できました。
うるち米に関してはこれよりも草丈は低いので当然倒れるわけがないのですが、これだけの丈になるもち米が倒れなかったというのは思わず声が出るほど嬉しく、多少の自信にもなりました。

まだ稲刈りまではかなり日数がありますので、安心は出来ませんがとりあえず今日の一番嬉しかった出来事でした。

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2005年09月06日

台風迫る

先ほど夕方くらいから風・雨ともにだいぶ強くなってきたようです。
今回の台風、かなりの大型で勢力も大のようですね。悪いことに思いっきり直撃コースをたどってきています。
こういうときの農作物はどうすることも出来ませんね。ハウスのようなものはある程度の対策を講じられるのですが、露地がほとんどの私にとってはどうにもこうにも・・・

今日のラジオで「農作物を作ってらっしゃる方は大変ですよねえ。」って全くの他人事ですね。私も以前はそうだったのであまり言えませんが、街に住んでいると自分たちの食べているものと田畑とは感覚として直接的には結びつかないようですね。ま、それだから政治は百姓には目を向けないわけですが、生活や収入がどうのこうのと言うのではなく我が家の食卓のこととして考えられるようになると少しは百姓も救われるのかもしれませんね。
所謂「農家」っていうのも金のことしか言わないからダメなんだよねえ・・・「農」が一産業になってしまったらそりゃ工業や商店と同じようにしか扱われないし、そうなれば台風が来ようと被害が出ました、減収しましたねで終わるわな。
百姓は国家の礎たりえますが、「農家」になると単なる商売人なんですね。一業種のそれも個人事業主ごときに税金を無駄遣い出来るかって、そりゃ当然の言い分です。

台風のため家に押し込められていると思考回路が混線するようで話が支離滅裂になってきました。と言うことで今日はこのへんで。

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2005年09月05日

おしあげ

春からこの夏まで続いていた国土調査が無事に終わったということで、今日はその「おしあげ」を地元の温泉で開催しました。

ちなみになぜだか知りませんが、この地域では所謂「打ち上げ」のことを「おしあげ」と言っています。

大仕事が終わったという開放感が手伝ってのことでしょう、今日はみんな時間も忘れて楽しく酒を呑めました。温泉にもつかって心身ともにすっきりです。

何にしても楽しく呑める酒というのが最高です。「悲しいとき、つらいときに酒を呑むのは酒を作った人に失礼だ。但し例外を認めよう。それは大事な人が亡くなった時だ。」とは『夏子の酒』での台詞の一つですが、まさに楽しく呑む酒というのは悪酔いも無く幸せな気分にさせてくれます。どうせ呑むならやはりこういう酒を呑みたいものですね。

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2005年09月03日

虫刺され

台風が接近中です。明日から雨が降るというので今日は急いで白菜を定植しました。
午後から雲行きが怪しくなり、雷まで鳴り出したので慌てて植えたのですが、結局雨は降らず、代わりに苗がグッタリです。明日早い時間から降ってくれればいいのですが・・・

さて、虫刺されについてですが、今週はいろんな虫に刺されました。ムカデ、ダニ、虻、と日替わりで刺されるものですから一つが治まると次のが痒くなるといった具合で毎日どこかが痒いという面白くない日々です。

そもそも9月にもなるというのにこの暑さは普通じゃありません。この気候も手伝ってあらぬ虫がいまだに活躍しているわけで、例年であればもう蚊もほとんどいなくなっている時期なのにいまだに頑張っています。

これだけ亜熱帯に近くなってくると台風も近海で発生するし、数多く上陸もしますわな。台風が来るということで米をまだ青いうちに刈り取ってしまっている農家もあったとか。青米で収量を下げるか、台風で収量を下げるか、究極の選択ではありますが、いずれにしても悲しい結末です。

栽培方法によってある程度の台風までは耐えられる米作りというのも可能ですが、去年のように風速が50mを越えるようでは何をやってもお手上げです。

何とか対策を講じることが出来ればいいのですがねえ。

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2005年09月02日

竹林伐採

今日は二日前の話です。
先日お話したように、来年から田んぼが代わります。その来年から作る田んぼは川沿いにあり、畔が川原まで続いています。そこに竹がわんさか生えてきていまして、このままだと日当たりもよくありませんし、最悪の場合田んぼの中にまで竹が侵出してきかねません。

ということで水曜日に近所の人たちに手伝ってもらい、竹を切り倒しました。
傍目に見ているとそれほど大きな竹やぶには見えなかったのですが、いざ切り始めてみるとこれでもかというくらい竹が生えています。更に悪いことに竹に葛は巻きついているわ、中で倒れた竹が複雑に絡まっているわでとんでもなく手間がかかりました。
朝8時半から作業をはじめ、結局夕方6時過ぎまでかかりました。それでも最後5メートルは残ったのですが・・・これは地形的にも切り倒すと直接川に竹が落ちてしまうので稲刈りが終わってから田んぼの中からワイヤーで引っ張りながら切ろうということになりました。

作業自体が大変だったということもあるのですが、そんな作業を無償で手伝ってくれる人たちが身近にいるというのは何にも増して有り難いものです。あまりにも心苦しいので昼ご飯と晩の酒だけは出させてもらったのですが、ともすれば何でも金、金と言う人間が多い世の中で完全なる奉仕作業を快く引き受けてくれるという助け合いが出来る地域というのはなかなか無いのではないかと思っています。

つくづく恵まれた土地にご縁をいただいたものだと感謝するばかりです。当然私も何かの折には喜んでお手伝いしますし、そういう人の輪を少しでも広げることが出来れば住みやすい、幸せな地域になっていくのではないかと期待しています。

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2005年09月01日

国家公務員

台風の影響でしょうか、昨日からやたらと蒸し暑くなりました。今週初めまでは朝の気温が15℃を下回るという涼しさ(寒さ)だったのですが、また20℃に戻りました。

突然ですが、私国家公務員になりました。といいますのが、写真にもあるように国勢調査員を引き受けまして、今から国勢調査が終わるまでの間はどうやら臨時の国家公務員という扱いになるようです。
国勢調査員という仕事も結構面倒なことが多いようですが、話を聞いていると田舎での国勢調査というのは恵まれている気がします。

前回のときにちょうど私の母がひきうけてやっていたのですが、街中の方では家の人をつかまえるのだけでもなかなか難しいようです。しかも先日の説明会での話を聞いていると中には面倒な人もいるようですし、事件に巻き込まれたりということも少なく無いようです。

ということで必要な書類や筆記具以外にも防犯ブザーや懐中電灯まで支給されました。至れり尽せりです。

実際にはやってみないとどれほど大変なことかは分かりませんが、とにかく無事に仕事を終えることが出来るようにしっかりと手引きを読んで勉強しておかないと。

本件とは全く関係ありませんが、昨夜季節はずれのクワガタが家に舞込んで来ましたので撮ってみました。↓


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