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2005年10月28日

小豆

今日も写真がありません。小豆を収穫、そして干していたのでその写真でも、と思っていたのですが夕方バタバタと片付けをしていたらすっかり撮り忘れていました。

ということで今日は写真なしでその小豆のお話です。

今夜から雨が降るということで今日急いで小豆をとりました。と言っても実は少々穫り入れが遅れていまして、そのぶん虫に食われてしまっています。ま、今年は結構よくできていたので虫に食われても充分あんこ餅やぜんざいが食べられます。

通常こうした豆類は穫り入れてからしばらく干します。そうすることで水分が飛んで豆が硬くなり莢から外せるのです。更にはよく乾燥させておかないと保存もききませんしね。

莢から外すときは莢ごと叩いて莢を割ります。すると中から真っ赤な小豆がお目見えするわけですが、まだここまではいっていません。

その後ゴミ(莢のくずなど)を飛ばして豆だけにします。今年は唐箕が手に入ったのでそれを使います。楽しみですねえ。去年までは団扇で扇いだり口で吹いたりというかなり原始的なことをしていましたので手間も一入。

ちなみに唐箕とは風を使ってゴミを飛ばす道具ですが、今はほとんど見られなくなりましたね。今度実際に使うときに写真を載せます。お楽しみに。

さて、それから豆の選別に入るわけですが、まず水の中にいれて浮いてきたものをとり、沈んだものだけを残します。これで大雑把には選別できますが、細かい選別はその後水のついた豆を乾かしながら手で一つずつ選っていきます。

こうして選び抜かれたものだけが晴れてあんこ餅として私の口に入るわけです。
豆ってとんでもなく手間がかかるわけです。

そこでふと思うのが、なんで中国産の豆ってあんなに安いんだろう、ということです。ひどいものになると業務用スーパーなどにおいてあるあんこなどは加工までしてあるのに小豆そのものよりも安いのですから驚きです。
おおよそのことは予想がつきそうですが、そんなものって小豆と呼べるのかねえ。

一言断っておきますと、私が味や香りにうるさいのは決してグルメ志向からではありません。「本物」と「偽物」にこだわるだけなのです。分かって食べているのであれば文句はないのですが、知らずに然も本物を食べたかのようなつもりになっているというのがバカバカしいのです。

かくいう私も百姓をしだしてから舌の訓練中でして、すべてが分かるわけではないのですが、そのぶん氏素性を判断材料にしているという次第です。

味って結局は個人の好みがありますので、誰がどこでどうやって作ったどんな品種のものが好みに合うかはその人次第ですね。ま、私の場合は当然自分の作ったものが一番美味しいのですが。

そろそろ日本人も食材の良し悪しを判断するのに「見た目」と「安さ」という項目は二次選考にまわせるようになりませんかねえ。

2005年10月28日 19:43

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