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2006年06月02日

イネミズゾウムシ

よく見るともう6月になっていたんですね。今日も暑い一日でしたが、朝晩はまだ涼しく、衣替えというには少し早い気がしています。

今週はいい天気が続いてくれ、百姓もはかどります。日々変わる天気予報も晴れの期間が長くなる一方なので、今のうちに少しずつ畑のほうを片付けておかないと。

さて、今日も午前中は田んぼで除草機をまくっておりました。今日で全ての田んぼを縦横一回ずつまくったことになります。一部を除いてかなり順調な除草(抑草)作業です。


気温の上昇とともに田の虫たちも少しずつ姿を現し始めました。見えにくいですが、中央にポチっといるのがイネミズゾウムシです。
中央の葉先が少し白く筋状になっているのが奴のかじったあとです。ま、このくらいではほとんど問題ないのでほうっておりますが。

稲の生育、虫の出方などを見てもやはり今年は少し遅れ気味に季節が動いているようです。

除草機をまくったあとの田んぼはこんな感じ。こうして濁っているだけでもかなり草の発生を抑えてくれます。
加えて水面上に少し泡のようなものが見えるでしょうか。
今週に入って気温の上昇とともに土中の有機物が急速に分解され始めガスが溜まります。除草機をまくったり田の中を歩いたりするとそのガスがボコボコと湧き出てくるというわけです。

このガス、亜硫酸ガスと聞いていますが、何もせずにほうっておくと稲の根をいためて葉が赤くなっていきます。(赤錆病といいます)

除草機をまくるのは単に草を押さえるためだけではなく、こうしたガス抜きにも効果があるんです。
もっと大切だと思うのは、こうした田んぼに毎日入ることによって稲の様子や虫の様子、田んぼ自体の状態を肌身で感じることができるということでしょう。
私も米作りを始めて5年目にしてようやくこういうことに気付くことができるようになりました。

今までは後手後手でそんなことを考える余裕もなかったのでしょうが、今年は少し先手を打って動けているので作業中にも少しゆとりができているのかもしれません。
のんびりコツコツ効果はこんなところにも出てくるんですね。

2006年06月02日 19:32

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Comments

うるとらまんさん、ありがとうございます。うまい米、元気な稲、これらが秋に迎えられるようがんばりますよ。
日照時間については確かに今のところはそんなことも言われていますが、これも一年が終わってみないと分かりませんね。天候は作物の生育ステージ全体を通してみて判断するものですからね。
私の感想は日照不足と騒いでいるのは促成栽培のことではないかと思っているので、自然農法にはあまり影響ないかな、とも。

投稿者 kenzo : 2006年06月04日 23:19

 田んぼも収穫に向かって一日一日進んでいますね。今年は日照時間が少ない日が多いと言われてどうでしょうか。
お天とう様と一緒に、うまい米を作ってくださいね。

投稿者 うるとらまん : 2006年06月04日 15:41

わし、っていうHNも呼びにくいなあ。とにかくお久しぶり。
蛙も目立たないところで稲作には一役買っていると思いますよ。彼らもいろんな虫を食べて生きているんだから。食物連鎖のバランスだけではなく、微生物の世界まで入り込むと蛙が田んぼにおいてどんな作用をしているのかは知りませんが、別に我々が全てを知る必要もないと思います。
知らないからこそ不思議な力を感じ、大切にできるのではないでしょうか。全てを知ろうと思うこと事態が人間の驕りの始まりで、道を踏み外す元ですから。

投稿者 kenzo : 2006年06月04日 12:34

しんがいです。ここんとこご無沙汰です。
「自然界というのは人間の及ばないところで完璧なバランスを保っていると思うのです。」
なるほど、そうなんやろうな~。考えさせられます。
今住んでいるところは、大阪でも片田舎で、田んぼも多いところなのですが、
毎日、会社帰りには、ゲコゲコ合唱しています。
昔(高校時代)に、夜うるさくて眠れなかったことを思い出して懐かしく
なります。
この蛙も稲作に、役に立っているのでしょうか?。

投稿者 わし : 2006年06月04日 01:14

微生物資材というのは結構出回っています。一番有名なところではEM菌でしょうか。
でも私はやはり特定の微生物が増えすぎるのは何か違うと思うのです。自然界というのは人間の及ばないところで完璧なバランスを保っていると思うのです。特に微生物に関しては土着菌がその土地に一番あっていると思いますし、純粋培養されたEMみたいなものを大量に投入するというのはそれ自体が土中のバランスを崩していることになると思うのです。
ですからいかに自然に近い状態を保っていけるかが百姓の目指すべきところだと思っています。それができたときに初めて人力を極力省いた農法になるのではないでしょうか。
確かにこれって人間の健康管理や生活全般にも当てはまることかもしれませんね。

投稿者 kenzo : 2006年06月03日 19:05

CMでよく聞くプロバイオティクスという言葉がありますが、あれって要は腸内細菌叢が健康状態に大事だからということですね。腸管上皮は栄養の取り込みだけじゃなくって免疫細胞もいっぱいいて色んなことやってる、腸内細菌は食物から栄養をもらいながら腸管のメンテナンスもやってるわけです。むろん細菌が作り出すものも体に吸収されていって何かやってる。
これって、稲の根っこと土壌の関係と一緒ですね。稲の生長を促進して、病害から強くする、ついでに収量も上げてくれるような細菌をうまく捕まえて田んぼの土の中で増やせるといいですねえ。だれかそんな研究やってないでしょうかね?

投稿者 津山 : 2006年06月03日 11:14

その通りだと思います。田車を押すことによって土中に酸素を送るのがいいんだと年輩の人はいってました。多くの人は根に酸素を与えるんだと思っているようですが、稲って葉から取り込んだ酸素を根まで送ることができるようなので、酸素の供給は好気性菌のためというのが正解でしょうね。

投稿者 kenzo : 2006年06月02日 23:43

亜硫酸ガスが出るということは、田んぼの底で硫化細菌が増えているのですね
こいつは嫌気性(エネルギー代謝に酸素ではなく硫黄を使う)ですので、耕すことで酸素を供給して、好気性の細菌を増やすことが効いているのだと思われますが如何?

投稿者 津山 : 2006年06月02日 20:16

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