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2008年01月26日

リフト係

今週の雪は量は少ないもののなかなか融けずに頑張ってくれております。おかげで毎日スキー場です。私個人としてはあまり喜ばしいわけでもありませんが・・・

さて、今日は土曜日。ということでいつもより客数も増えます。子供連れも増えます。それと比例してリフトに上手に乗れない人も増えます。

私達リフト係の本分はお客さんを安全にリフトに乗せて運ぶこと。当然そのためには守ってもらわなければならないルールもありますし、乗り方のよく分かっていない人には指導もします。

特に私達が注意するのは小さい子供連れ。そしてもう一点が、乗るときに前のリフト(安全バー)を持つお客きゃくです。

前者においては親の責任ではありますが、乗り損ねたり子供がリフトから落ちたりするとリフトを止めることになります。週末などお客きゃくの多いときには皆列を成して並んで待っているわけですから、リフトを止めると当然他のお客さんに迷惑をかけることになります。

後者については前のお客さんの安全確保になります。安全バーは可動式ですから後ろの人が触るとその反動で倒れます。すると今まさにリフトに座ろうとしている前のお客さんの頭にその安全バーが当たるという仕組みです。このバーも鉄製ですから頭に直撃するとかなりの痛さです。

今日の朝一の出来事。この後者の危険行為をするお客さんがやはり数名おります。当然私達はそれを注意するわけです。その中の一人。中学生くらいの子供を連れたいい歳のおじさんです。私達に注意されると不服そうな顔をしてこちらをにらみ続け黙って乗っていきました。

あぁ・・・情けない・・・若いお兄ちゃん達でも、小学生の子供達でも注意されると「やってはいけないことだ」と即時に理解して「ごめんなさい」の一言は言うぞ。

こんなつまらない大人たちが今の日本をダメにしているのだという典型です。結局そのおじさんはそれ以降私達のいる第2リフトには全く姿を見せず、第1リフトだけを使っておりました。これまた情けない・・・

リフトには事故が起きる要因は構造上いくらでもあります。だからこそ決められた乗降のルールがあり、そしてそれを皆が守ることでスキー場に来ている人たちがみんな安全に楽しく遊べるのだという基本的な公共心が欠落している人間の顛末です。

皆さん、スキー場は不特定多数の人が遊ぶ場所です。しかも事故が起こる可能性は際限なく潜んでいる場所でもあります。周囲への気配りを忘れず楽しく遊んでくださいね。

2008年01月26日 19:50

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