2005年03月03日
L2キャッシュ2MBのIntelの新CPUを試す

2月22日、Intelは「Pentium 4 Extreme Edition 3.73GHz」および「Pentium 4 6xx」シリーズを発表した。これに先立ち、15日には「Irwindale(アーウィンデール)」の開発コード名で呼ばれた「Xeon」を発表。これにより、同社のラインナップはバリュークラスを除いては、エントリーサーバー/ワークステーションからコンシューマデスクトップに至るまで2MBのL2キャッシュを搭載し、さらにEM64Tをサポートすることになる。今回はこれらの製品の特徴とパフォーマンスを検証していきたい。

●L2キャッシュ2MBとEIST、EM64Tのサポートが目玉

 まずはデスクトップ向けのPentium 4 Extreme Edition 3.73GHz(以下Pentium 4 XE 3.73GHz)と6xxシリーズについて紹介していきたい。今回発表された製品は下記のとおりである(カッコ内は動作クロックと1,000個ロット時の価格)

 ・Pentium 4 XE 3.73GHz(103,900円)
 ・Pentium 4 660(3.60GHz、62,920円)
 ・Pentium 4 650(3.40GHz、41,700円)
 ・Pentium 4 640(3.20GHz、28,390円)
 ・Pentium 4 630(3.00GHz、23,300円)

■多和田新也のニューアイテム診断室■
L2キャッシュ2MBのIntelの新CPUを試す

08:42 | コメント (1) | トラックバック

2005年02月25日
直線的なエアフローを確保する-SST-TJ06を試す

SST-TJ06.bmp

マザーを上下逆に設置する“直線エアフロー”ケース――SST-TJ06を試す (1/4)

CPUは電源の下あたりに、PCIブラケットはケース下部に、そして作業時は左側パネルを開けて行う……そんなATXフォームファクタ製品の常識をコロンブスの卵的アイデアで覆した“直線エアフロー”を採用するPCケース、SilverStone「SST-TJ06」をチェックした。

 SilverStoneというメーカーがある。とりわけ日本では、比較的高級なPC用電源メーカーとして一部で評価が高くなっている。

 PC電源系メーカーとしては認知されはじめた同社だが、ここへきてPC用ケースなどの関連製品へも力を入れている。例えば、一部ハイエンドユーザーに知られるFalcon Northwest社との共同企画である「FragBox」のケースもSilverStoneによるものだったりする。

 今回、同社の「SST-TJ06」というミドルタワーケースを試用する機会を得た。従来より、同社の電源製品を見るところでは仕上がりのよさに定評があるだけに、ケースのでき具合も気になるところだ。

ジンギスカンの名を貰ったミドルタワーケースシリーズ
 今回試用したは、タワー型ケース「Temjin」シリーズの一つ「SST-TJ06」とファンレスCPUクーラー「SST-NT01」である。Temjin(テムジン:鉄木真)とはチンギス・ハーン(成吉思汗)の幼名で……などということはどうでもよくて、PCケース界のチンギス・ハーンを目指していると言うことで勝手に理解しておこう。

11:09 | コメント (677) | トラックバック

2005年02月14日