ミートホープに見る現代食品考
雨が降る降るという割にはここいらではそれほど降りません。田んぼに入るのに合羽を着るかどうかも迷うくらいで、着ると逆に蒸れて服がずぶ濡れになるので、それなら暑くないだけましかと合羽無しで田んぼに入る次第。結局は濡れるほど降らなかったんですけどね。
ただいま田んぼの除草が勝負どころに差し掛かっています。なんとかこの一週間を乗り切れば豊作を期待できそうな気配がしてきました。
さて、今日のタイトル、論文調になってしまいましたが単に随想です。
最近やたらとニュースや新聞を賑わせてきたミートホープ。次から次へと詐欺的な行為が露呈していますが、当の社長は「消費者側にも問題がある」と開き直る始末。
私思いました。ミーとホープのやっていたことは正義に反することですが、社長の開き直り方にも否定できないところがある、と。
そもそも消費者は売られているものに書かれている謳い文句を100%鵜呑みにしているのだろうか。もしそうであり、それを裏切られたからといって被害者面をするのであれば、あまりにも考えがなさ過ぎるといわざるを得ません。
例えば大豆製品。大豆の国内自給率は5%を下回っています。にもかかわらず「国産大豆」と表記された製品が氾濫している時点でおかしいと思いませんか?ここには食品表示法の抜け穴がありまして、かろうじて法には抵触しない売り方ではあるのですが、消費者に勘違いを起こさせている点では詐欺まがいということに変わりはないわけです。
加工食品においてはほぼ100%の割合でこんなものばかりといってもいいでしょう。生鮮品においても似たような宣伝の仕方などいくらでも見当たります。
一つ断っておきますと、ミートホープのやったことを認めているわけではありませんよ。私が問題にしたいのは売る側の誠意の問題です。
現代は経済至上の風潮が蔓延しておりまして、いかに儲けるかという視点からしかあらゆる発想が行われていません(全ての人ではなくこれは商人レベルでのことですが)。
そうなれば当然儲けを増やすためにあれこれ策を講じるわけですが、ミートホープになるか所謂「優良企業」であるかはとどのつまり法に抵触するか否か、という一点だけでしか判断できない人が多すぎるのです。
「安い物には訳がある」といいますが、現代はその訳が見えないところに隠されてしまい、買う側もそれを見極めようという心がなくなってしまいました。売る側にとって見ればこれほど楽なことはありません。
何の根拠もなくとも「安心・安全」なんて書いてあったらそうだと思う人、やばいですよ。本当に安全なものをつくる人はそんなことを売り文句にはしません。当たり前のことですから。
さてさて、そろそろまとめなければ・・・
結論はこう。
①ミートホープのやったことは詐欺以外のなにものでもなく、モノを作る立場の人間としては最悪のことをしている。消費者が安物を望むのであれば、その間違った認識を正していくのが真の企業努力であり、そうしてまじめにものづくりに励んでいればちゃんと理解してくれる顧客が付くのである。
②自分達の買っている商品について消費者はもっと勉強する必要あり。その努力無しにいつも被害者面だけをしていても誰も助けてはくれません。相手は法律を守った上で騙しにかかっているわけですから。
「食」のことを考えると本当は「何を」「いつ」「どのように」食べるかという問題を取り上げたいのですが、現代はそれ以前に上記のような詐欺師との戦いを乗り越えなければならないわけですから大変な世の中です。
2007年06月29日 20:24
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