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2006年10月15日

初体験

今日は神社で秋の祭典。ということで朝から宮掃除と祭典の準備。

その時に注連縄をつくりました。年輩の方からご指名を受け、指導してもらいながらの注連縄作り。こんな大役を私が・・と思っていたのですが、やってみて納得。かなりの力仕事です。なるほど若い者が指名されるわけだ。

悲しいことに30代は私一人。あとは各家から出席しているもののこういう宮や寺の行事というものに若い世代はまず参加しません。所謂「おじいちゃん」世代が中心です。

さて、話をもとに戻しますが、こういう機会に注連縄や縄のない方などを年輩の方から教わる機会があるというのはありがたいことです。「年の功」というだけのことあってかなりの技術をお持ちの方が多く、それを見、しかも直接教えてもらえるわけですから果報者ですね。

掃除途中、集めた落ち葉などで焚き火を囲い「井戸端会議」ならぬ「火端会議」のなかで「次の世代の頃にはこんなことするもんがおらんようなるんかのお・・・」という諦めとも嘆きとも聞こえる言葉を耳にしました。

あらゆることを手作りで賄ってきた世代、その技術や心を継ぐ者がいなくなってきていることはこうした現場を見ているとよくわかります。
祭りといっても形だけ。その本質的意義やそれを支える手仕事、そしてその根底にある生活というものが廃頽していることは紛れもない事実です。

私のようなものでもこうして注連縄作りなどを教えてもらえることがそれを証明しているのかもしれません。

何はともあれこうした技術を一つずつ教わっていけるのは嬉しいことです。来年は私の作ったもち米のわらを使ってもらえる予定。これもまた嬉しいことです。

2006年10月15日 22:41

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Comments

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投稿者 Cheap Michaheal Kors Bags : 2014年09月19日 05:11

恋ちゃん、
地域社会は持ちつ持たれつですね。私が支えているというよりは支えられているほうが大きいと思っています。だからこそ自分の出来ることでお返ししたいと思えるのだと思いますし、私の場合は結構こういうことを楽しんでいる気持ちのほうが強いんです。

投稿者 kenzo : 2006年10月16日 22:38

Kenzoさんはしっかりと地域を支える存在として頑張っているんですね。
すごく大切なことを吸収して次の世代へ繋いでいく大切な存在だから、
周りの先輩方もKenzoさんを頼りにしているんですね。
ふと我に返ると自分の未熟さに穴があったら入りたい気分です。

投稿者 恋ちゃん : 2006年10月16日 22:06

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