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2006年09月11日

simple is best

初めてタイトルに英語を使ってみました。似あわねー・・・

さて、最近飲酒運転の報道が増えてきました。特に公務員が槍玉に上がっているようですが、これは大衆のひがみ根性ということで放っておきましょうか。
確かに公務員は公の奉仕人ですから常に模範的行動を心がけるということは必要ですが、今の騒ぎ方は論点がずれてますのでどーでもいいです。

こういう事件が多発してくるとすぐに罰則強化だのという方法論の話が持ち上がってきます。いわゆる抑止効果論です。こりゃ、核問題と同じだな。

で、罰則強化もいいのですが、私常々思います、運転中は人をひき殺しても殺人じゃないんだよねえって。

法曹家の方や多くの人にはバカにされるかもしれませんが、私ここが一番引っかかるところです。殺意が無ければ「殺人」にならないってのは変じゃないかって。

特に車の問題です。あれほどの殺傷能力を持った道具を使って人を殺しておいて「過失致死」はないんじゃないの。刃物を剥き身で持って走り回っているのとどっちが危険なのよ。当然どちらも殺意は抜きにしてね。

事故で片付けられるけど、結果としては人の命を奪っているわけで、同じ罪だと思うんだけどなあ。

こういう話をすると精神障害があればこれまた殺人にならないと同じことで、なんかあれこれと複雑すぎて百姓の頭ではついていけません。

人が人を裁こうとすると当然数多くの安全装置を働かせて置かないといけないわけで、その蓄積が今のような複雑な裁断を生み出しているんでしょうけど、もっと単純にいかないのかなあ。

「殺し」「盗み」「火付け」「犯し」「騙し」などといった昔から罪といわれているようなものって動機とか過失とかじゃなくて結果論じゃないのかなあ。

ま、こんなこと言っても現在の法律が百姓でも一目瞭然ってレベルまで単純化されることはありませんがね。

あ、あと「仇討ち制度」っていいよね。わかりやすくって。

ん?なんか危険思想家みたくなってきたか・・・?

2006年09月11日 21:14

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