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2005年10月24日

やってくれました。今朝はついに1℃。本格的に寒いです。広島市内だと真冬並の気温ですが、こちらでは真冬になるとまだここから10℃は下がってきます。

今日は寺で法要があったわけですが、お昼ご飯をいただいているときに講師で来られたお坊さんと少し話をする機会がありました。ふとしたことから暦の話に花が咲いたのですが、要は旧暦信奉者同士というところで親近感を持っていただいたようです。

この旧暦、百姓には欠かせない知識だと思い、今年から少し勉強したり作業記録を旧暦で残したりしています。現在使われている新暦では季節に全く対応していないので、種をまく時期や定植の時期、収穫の時期など毎年ずれてしまうのです。

そもそも百姓に限らず人間は自然の移り変わりの中で生かしてもらっているわけで、その流れと移り変わりをいかに感じ取り自分の生活に生かすかという先人の知恵はまさに驚嘆の域に達しています。

新暦に合わせ、花も咲かないのに形だけ節句をしてみたり、石油燃料や電気に頼って百姓仕事を無理やり人間の都合に当てはめてみたりという所業はあまりにも不条理に感じます。

昨今以上気象が叫ばれていますが、旧暦を勉強してみるとそこまでの異常でもないことが多々あります。暦の見方を知らないが為に季節がずれていると勘違いしているだけのことも多いのです。
確かに地球規模で見ると異常なこともあふれていますが、それと身近で聞く「異常気象」とはまた異質な場合が多いです。

こう嘆いてみても結局は現代人がそれほど自然から遠ざかってしまったというだけの話なのですが、この季節感を失った現代人が「自然を大切に」とか「スローライフ」などと口にしているところがまたばかばかしいですね。

同じ思いを持つ友人と自分で暦を作れるようになろうとこの秋情報交換をしたのですが、大の月、小の月の決め方がどうしても分かりません。誰か詳しい人がいたら教えてください。

2005年10月24日 17:53

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